あしかげ社 〒035-0083 青森県むつ市大平町34-10 主 宰 畑中とほる 蘆光(あしかげ)創刊 昭和23年4月 現在180号発刊 主張・方針 「あらゆる面に触発するときの光芒、 それを明日へ生き抜く念願にしよう」
(2008年7月10日発行 第六合同句集 「蘆光」から) 私の一句 角巻にまなこ光らせ新婦着く 畑中とほる 北の漁夫黒きネル地の頬被り 庭田健一 闌けて行く春に重さのありにけり 高橋千夜湖 嫁ぐ娘の桜の峠越えにけり 岩川春江 をとこ下駄雑多にならび大神楽 永倉みつ 自衛艦見下ろす山の白根葵 葛西深生子 支へ合ふぬくもりを知る父の胸 菊池千州子 海峡の山むらさきに鳥帰る 木村芳雄 はまなすや海へ押し出す舟の尻 木村泰佳子 名にしほふ天満宮の梅飽かず 金田一一子 村おこし献上そばの花盛り 小林よしい 秋の色千里彼方の風を聞く 佐藤功子子 竹馬をのりこなしたる子の笑顔 三宮英子 長汀に破れ納屋ひとつ遠霞 庄司蕗啼子 浴衣着て帯きちきちと鳴く宵かな 杉山畝女 帰る家ありて幸せ大夕焼 相馬禮子 路拡ぐ杭の内なる蝌蚪の紐 竹本とし子 時の日や螺子巻くことも遙かなり 立花恵子 遠き日々浜ひるがほによみ返る 田畑清子 血の池に賽銭沈む残暑かな 長久保恵美 一村が野猿の保護区山桜 畑山草林 夫きらふ妻の一言春の雷 畑山則子 山の陽の唐黍の毛を濃くしたる 布施協一 栗拾ひ畑の中に乱入し 三上敦子 チャリティの茶席を飾る草の花 溝江生子 日本史に残る浪士の墓参り 山田一良 風薫る尼僧の背に慈悲あふれ 山田とし 胎の子も乳房も初湯あふれさす 山田冨江 しあわせは小さくてよし冬林檎 雪田一石 石段の一つ一つに秋深む 吉田かつよ詩 鶯も鎮守の森に初奏 渡邉忠一