きみちゃんや



うちのきみちゃんもケロが来てすぐ丸二日、一泊二日の家出をしてしまったことがあります。

きみちゃんの家出の原因↓
きみちゃんは隙あらばと襲ってくるこの無神経な仔猫(ケロ)がいやでいやでしょうがなかったようです。

ずっと室内飼いの恐がり猫だったのでとっても、とっても心配をしました。
その二日間というものはなにをするにも手に着かず、視界に入る黒い物、茶色い物も一瞬きみちゃん
に見えたりして期待をしてはがっかりして、百關謳カの様に涙に暮れていました。
近所をごはんのカリカリを缶に入れシャカ、シャカ振りながら(うちの猫達はこの音に反応します。)
”きみちゃん、きみちゃん”と呼びながら探し回りましたが気配なし。
いつもは迷子札を付けた鈴付きの首輪を付けていたのに何日か前お風呂に入れるため、
その時に限ってはずしていたのもとっても悔やまれました。

二日目の夜”猫を探しています”のポスター書きをすることに。
”人に馴れない猫なので心配しています。”と書きながらもまた涙。

ポスターはこんな感じでした。全部で5枚書きましたが
幸い貼らずにすみました。

その夜9時過ぎ今日はこれで最後と探しに出たら、家の前の電柱の陰にきみちゃんを発見。
怪我もなく無事な姿のきみちゃんを抱っこすることが出来ました。

このきみちゃん家出事件で飼い猫たるもの、いなくなるのは反則だとつくづく思いました。
飼い主に愛想を尽かしてというのならせめて置き手紙を、
たとえ自分の意に反して不可抗力で帰ってこられないにしても、そこは猫の得意技、
化けてでも帰ってきて飼い主に報告しなきゃいけません。そう真剣に考えてしまうほど飼い主は心配します。
何かで読みましたが、昔の人はいなくなった猫は皆、比叡山で修業していると考えたんだそうです。
お山で猫達はよりりっぱな猫となるべく修業をしてりっぱな猫となった暁にはまたもとの飼い主の
もとに別の姿で帰ってくるのだそうです。とても良い話だと思います。
こういう話が昔から伝わってきているということからも、猫の失踪には皆心傷めてきたんだなということがわかります。


さて、この事件以来きみちゃんはますます恐がりになり、ほとんど外に出ることがありません。
たまに外に一歩二歩出てみることもありますが、すぐにピューっと飛んで帰って来て
”今日はものすごい冒険しちゃった”とばかりに自慢げに鼻の穴をふくらませています。
可愛いです。(笑)

きみちゃん現在8才。長生きしてね。



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