胃アニサキス症
1)胃アニサキス症
アニサキスは,海産ほ乳動物(イルカ,クジラ)に寄生する寄生虫です。幼虫は,中間宿主の魚に寄生しています。
人間がこの幼虫が寄生している魚を生で食べると,幼虫は胃壁に侵入して胃痛などの症状を起こします。
中間宿主の魚としては,サバ,スケソウダラ,マダラ,サケ,イワシなどの魚,スルメイカがあります。
1.症状
生の魚を食べてから,数時間後から強い心窩部痛(胃痛),吐き気,嘔吐などの症状が出現します。
症状のみでは,他の胃病気と区別がつきません。
2.治療
幼虫は胃壁に頭をつっこんでいますので,胃内視鏡飲んでもらい,鉗子で捕まえてとります。
幼虫を取り除けば,症状は改善します。
一番大事なのが,予防です。
生のものは食べない事です。火を通す、冷凍されたものを食べる。
よく,酢につければ大丈夫と信じられているようですが,酢では簡単に幼虫は死にません。
2)その他の寄生虫
a.ドジョウ(顎口虫)
1980年代,関西方面で,輸入ドジョウのおどり食いで騒がれた事があります。
ライギョ,フナなど生食,ヤマメなどの渓流の魚の刺身,日本産のドジョウにもいますので,生で食べないようにして下さい。
1.症状
体の中に入った幼虫は消化管の壁を突き破って,全身を移動します。皮膚の下を幼虫が移動すれは,移動性腫脹,移動性線状疹が見られます。
長年にわたって体内を移動し、肺や脳などの中も移動します。
2.治療
確実な治療は,幼虫を取り出すことです。皮膚の下を移動している時にとるしかありません。
b.ホタルイカ(旋尾線虫)
平成5,6年頃に騒がれたことがあります。
旋尾線虫という寄生虫がいます。腸閉塞やミミズ張れを起こします。
ホタルイカは,北陸でとれるイカで、地元ではホタルイカは生で食べるとあたると言い伝えられてものを,グルメブームで
どこかの料亭が出したため流行したようです。
冷凍にすれば大丈夫なのです。
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