食事の小部屋

<2.ミネラル>

ミネラルとは鉱物で,体の中では合成されないため外部から摂取しなければならない物質です。

1.ミネラルの種類と働き,欠乏症,過剰症

<働き>
1.骨や歯など硬い組織を形成する。
2.蛋白質,脂質の成分になる。
3.浸透圧の調整,酸・アルカリ平衡,筋肉,神経の刺激に関係する。
4.酵素の補助因子,ホルモンの成分になる。
<過剰症>
日常の食事では,ナトリウムの過剰摂取以外は過剰症はみられません。
ミネラルを大量に摂取したり,それを取り扱う職業の人にみられることがあります。
それぞれの1日の適正量,働き,不足した時の欠乏症,過剰摂取した時の過剰症を一覧表にします。
いくつかの病気はクリックすると新しいウインドが開いて病気の説明がでます。

種類 1日適正量 働き 欠乏症 過剰症
1.カルシウム 600mg 骨,歯の形成,筋肉,神経刺激 骨粗鬆症,骨,歯の形成障害,知覚過敏,テタニー 幻覚,脱力,食欲不振,尿管結石
2.リン 600mg 骨,歯の形成,筋肉,神経刺激 骨,歯の形成障害,筋力低下 カルシウムの吸収障害,副甲状腺機能亢進症
3.カリウム 2-4g 酸・アルカリ平衡,筋肉,神経刺激 疲労感,脱力,不整脈 不整脈,腹痛
4.ナトリウム 食塩として10g以下 浸透圧の調節 食欲低下,嘔吐,意識障害,痙攣 高血圧,浮腫,興奮,口渇
5.マグネシウム 300mg 酵素の補助因子 骨,歯の形成障害, 傾眠,低血圧
6.鉄 男性10mg
女性12mg
蛋白質,脂質の成分 鉄欠乏性貧血 ヘモクロマトーシス
7.亜鉛 8-10mg 酵素の補助因子,ホルモンの成分 味覚喪失,成長障害, 貧血,発熱,悪心
8.銅 2-3mg 酵素の補助因子,ホルモンの成分 低色素性貧血,毛髪,皮膚の色素脱失, 溶血性黄疸,Wilson病
9.ヨウ素 100-200μg 甲状腺ホルモンの成分 甲状腺肥大症,成長障害 甲状腺腫
10.マンガン 3-7mg 酵素の補助因子,ホルモンの成分 成長障害,皮膚炎 傾眠,低血圧

2.ミネラルを多く含む食品


種類 食品 代表的食品
1.カルシウム 乳製品,小魚,豆腐 牛乳,チーズ,煮干し,豆腐
2.リン 内臓類,乳製品,小魚,豆腐 レバー,牛乳,チーズ,わかさぎ,豆腐
3.カリウム 豆類,野菜類,果物, 大豆,ほうれん草,さつまいも,アボガド,バナナ
4.ナトリウム 食塩を多く含む食品 即席めん,塩さけ,しらす干し,スナック
5.マグネシウム 豆類,牛乳 大豆,ごぼう,牛乳
6.鉄 内臓類,野菜類, レバー,ほうれん草
7.亜鉛 穀類,貝類(かき),根菜類
8.銅 内臓類,貝類,緑黄色野菜,種実類
9.ヨウ素 海草類,魚介類
10.マンガン 豆類,野菜類,胚芽,茶

「食べ物クイズの部屋」に「ミネラル」のクイズがありますので挑戦してみて下さい。

3.付録(食品中のミネラルの量)



食品中のミネラルの量
カルシウム
干しきみなご わかさぎ いわし干し 煮干し 木綿豆腐 凍り豆腐
小松菜 かぶの葉 菜の花 プロセスチーズ 脱脂粉乳 牛乳
カリウム
さわら 大豆 切り干し大根 ほうれん草 ブロッコリ さつまいも
じゃがいも アボガド バナナ 牛乳 ポテトチップス チョコレート

豚レバー あさり佃煮 大豆 ほうれん草 小松菜 干しひじき


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