ORCA


<4.ORCA導入、運用の経過、ORCAトラブル>

1.ORCA導入、運用の経過
H19年5月パソコン購入
使用していたレセコンがH20年から対応しないと言うことで、いよいよORCAを導入することにしました。
まずは、このパソコン購入が最大の問題点です。Debianをインストールできるかどうかという情報はなかな手に入りません。
古いパソコンであればインストールは簡単ですが、今現在発売されてるパソコンにインストールできるかの情報は皆無です。
ですから、新しいパソコンを購入することは博打と一緒です。
運良くというか、かなり変則的な方法でSarge版Debianをインストールしています。
ただ、普通の方法でなくインストールした時、バージョンアップした時どの様な事が起こるか予測できません。
幸いEtch版Debianがあり、ORCAもEtch版に対応するとの情報があったため次々新しいパソコンを購入しました。
はじめに買ったパソコンはEtch版Debianは普通にインストールできたので大丈夫との判断でしたが、いつでもそうとは
限らないと思います。
マザーボードが新しければ、Etch版Debianがインストールできない可能性があります。
パソコン4台買った理由は、次も新しいパソコンにEtch版Debianをインストールできる保証がないからです。
安いパソコンですので、数年で壊れてしまう可能性もあります。4台あれば壊れても対応可能と思ってます。

H19年9月Sarge版ORCAテスト
Etch版ORCAが出てから運用実験しようかと思っていたのですが、Sarge版ORCAで事務が慣れていた方がいいかと思い、
Sarge版ORCAの運用実験を始めています。

H19年10月Sarge版ORCA入力
実際の患者データの入力を始めています。従来のレセコンとの比較をして大丈夫かも検討しています。
10月にEtch版ORCAが公開されていますが初期では何か不都合が起こるかと運用はしてませんでした。
薬剤情報マスタ登録をしています。安いインクジェットプリンタでも普通にカラー印刷はできています。

H19年12月Etch版ORCA入力
事務も慣れてきたとのことで、Etch版ORCAに切り替えています。
SargeからEtchにバージョンアップするのではなく、Etch版Debianをクリーンインストールしてます。
Sarge版Debianは変則的な方法でインストールしてるのでトラブルになる可能性があると判断したからです。

12月レセプト請求のためプリンタ購入してます。
インクジェットプリンタを使ってテストしていたのですが、さすがにこのプリンタではレセプト印刷スピードが
遅いのでレーザプリンタを購入しています。

対応ハードウェア
この時は、どのプリンタもSarge版での動作確認で、Etch版での記載はありませんでした。
2つの理由でレーザプリンタ(Canon LBP3410)を選んでいます。
1.会社のHPにDebianでのプリンタ設定の記載がある。
2.安い

Etch版ORCAへの切り替えで薬剤情報の画像がうまく印刷できなくなりました。プリンタが白黒なのでそのまま画像登録は
してません。再度画像登録すれば問題なく画像も印刷できますが、白黒では画像の意味も少ないかとの判断です。

H20年1月分レセプト請求開始
2月(1月分)からレセプト請求を開始してます。
10月、11月、12月と従来のレセコンとの違いがないので1月分から請求を開始しました。
だだし、ORCAにトラブルが起こっても困るので、従来のレセコンにも入力していました。

H20年3月チェックマスタ登録
3月チェックマスタ登録をしています。旧レセコンにはこの機能がなかったため機能的には満足しています。

H20年4月よりORCA単独での運用
H20年4月改訂で旧レセコンが使用できなくなり、ORCA単独運用となりました。
改訂は初めてのことでしたし、どの様に更新するかアナウンスもなかったので不安な点もありましたが、
既に改訂に対応していました。
日医レセプトソフト(jma-receipt)のバージョンアップ時なのか、どこかの時点のマスター更新で改訂に対応 していたようです。

H20年7月レセプト電算のテスト開始
初期に買ったパソコンには、レセプト電算の事まで考えていなかったのでFDDが付いていません。
また、テスト用のノートパソコンにもFDDが付いていないので、所有してる別のWindoews専用ノートパソコンに
Debianをデュアルブートでインストールしようとしましたが、隠しパーティションのためかパーティションの分割が
うまくできませんでした。
色々なパソコンにデュアルブートでインストールしてきたのですが、うまくできなかったのは初めてでした。
別の分割ソフトを探さない限りデュアルブートでインストールできそうにありません。別なソフトでもパーティションの
分割ができなければデュアルブートでインストールは無理ということになります。
あらためてDebianがインストールできるかは博打と実感しました。とりあえず、外付けFDDを使ってテストしています。

H20年8月レセプト電算(FD)の確認試験の結果
社保、国保ともに何の問題なく確認試験は、うまくいっています。
ORCAでの提出は非常に簡単でした。



2.ORCAトラブル
1)dumpファイルでの失敗(H20年2月11日記)
手順書のp49の「5.5主従データベースの同期の取り方」をすると/tmpにdumpファイルができます。
このファイルを利用して、バックアップORCAへのデータベース移行しようとしたら壊れてしまいました。
バックアップパソコンの修復の方法もあったかもしれませんが、分からないのでEtchから再インストールしてます。

以下のようなことをすれば修復できたのかもしれません。
[orca-tech:01439] Re: 点数マス タ更新の異常

2)時刻の設定、時計の同期(H20年2月22日記)
時々、不整合を起こしていたのですが、どうも時刻設定が原因のようでした。
デュアルブートで設定している場合、Windowsを動かすと時刻がWindowsの時刻(日本時間)に変わることがあります。
Linux(Etch)は協定世界時(日本時間より9時間遅れ)に設定していますのでWindowsの時刻とは違います。
Windowsの時刻に変わることを防ぐため以下の設定にしました。
Windowsー>「コントロールパネル」ー>「日付と時刻」で
「自動的にインターネット時刻サーバーと同期する」を解除しています。

ついでにLinux(Etch)で「時計の同期(ntp)」もしました。
Sarge版ORCAに設定方法が書いてありますが、Etch版ORCAでは必要ないかと思い設定してませんでした。

$ sudo aptitude install ntpdate
$ sudo aptitude install ntp-simple
「ディスクトップ」ー>「システム管理」ー>「時刻と日付の設定」で
「インターネット上のサーバと時間を同期させる」を選択してます。

3)日医レセプトソフトVer4.0.0からVer4.1.0へのアップグレードの失敗(H20年2月25日記)
私の設定方法では、主サーバのアップグレードは自動的にはいきません。
従サーバは、自動的にデータベース構造変更するためアップグレードはうまく行きます。
主サーバは、
# dpkg-reconfigure jma-receipt
この際、私は「データベース構造変更処理を自動で実行しますか?。」で<いいえ>を選んでいます。
そのため自動的にデータベース構造変更できません。

# aptitude update
# aptitude dist-upgrade -dy
# aptitude dist-upgrade
jma-receiptは「No good」と失敗になりますが、以下を実行しています。
# sh /usr/lib/jma-receipt/bin/jma-receipt-db-setup.sh
version 4.1.0 データベース構造変更処理を行います。
Are you sure? (y/n)
yを入力して進めます。
# /etc/init.d/jma-receipt start

[ORCA-ANNOUNCE:00998] 緊急修正 ◆データベースの構造変更 漏れ

4)カーネルのアップグレードでメニュー画面からWindowsが消える(H20年5月18日記)
linux-image-2.6.18-6-686をアップグレードすると条件によってはGRUBメニューからWindowsが消えてしまう ことがあります。
Debian-Sarge版の所に書いてあるのですが、grubのmenu.lstを編集する必要があります。

***********************************
# gedit /boot/grub/menu.lst

以下を書き加える必要があります。Windowsをよく使うのであれば先頭に、違うならLinuxのメニュー記載の後に 書き込みます。

title Microsoft Windows XP Home Edition
root (hd0,0)
savedefault
makeactive
chainloader +1
***********************************
root (hd0,0)はパーティションの切り方ににより違う可能性があります。
私のやり方では、Windowsはroot (hd0,0)、Libuxはroot (hd0,1)となります。

5)greeterプログラムクラッシュ(H20年8月27日記)
8月25日パッケージのアップグレードして、26日起動したらログイン画面で
「greeterプログラムがクラッシュしました。別のプログラムを起動してみます。」と表示されるようになりました。
バックアップ用のパソコンの1台だけで、他のパソコンではトラブルになっていません。
運用には問題なさそうなので、そのまま放置でもいいかもしれません。

色々操作してるうちに、何も表示されない状態になり# dpkg-reconfigure xserver-xorgで再設定してます。
それでも「greeterプログラムクラッシュ」は改善しませんでした。

[debian-users:49828] Re: greeterプログラムクラッシュ
上記の方法も試してみたのですが、うまくいきませんでした。
バックアップ用のパソコンなのでEtchを再インストールしてます。再インストール後は、特に問題は起こってません。

6)プログラムが更新されていない(H20年8月27日記)
再インストールして新規のjma-receiptに、保存していたdumpファイルを以下の方法で移行させています。
# /etc/init.d/jma-receipt stop
# sudo -u orca dropdb orca
# sudo -u orca createdb orca
# sudo -u orca psql orca < ******.dump
# /etc/init.d/jma-receipt start

上記の実施後、「03プログラム更新」を見るとそれまでプログラムパッチも移行しているように表示されます。
しかし、実際jma-receiptを動かすと「H20年4月改訂に対応してません」と表示されます。
プログラム更新すると「H20年4月改訂に対応してません」は消えます。

上記方法では、一見プログラムの更新も済んでるように表示されますが、プログラム更新はされていません ので
dumpファイル移行後に、プログラムの更新をする必要があります。また、マスタ更新もした方がいいかと思います。


************************************************
(H20年2月11日記)
(H20年2月22日)「ORCAトラブル」に「時刻の設定、時計の同期」追記および一部書き直し。
(H20年2月25日)「ORCAトラブル」に「日医標準レセプトソフトVer4.1.0アップグレードの失敗」
(H20年4月 6日)「1.ORCA導入、運用の経過」新設
(H20年5月18日)「ORCAトラブル」に「カーネルのアップグレードでメニュー画面からWindowsが消える」追記
(H20年 8月16日記)「1.ORCA導入、運用の経過」に「ORCAトラブル」を移動
(H20年8月27日追記)
「2.ORCAトラブル」に「greeterプログラムクラッシュ」「プログラムが更新されていない」追記


ここに書かれていることを行って、何か被害にあっても責任はもてませんので自己責任で行って下さい。
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