Linux


<1.はじめに>
Woody版に比べてインストールの手間はかからなくなっていますが、新しいパソコンではトラブルが起こる可能性はあります。
無論、Sarge版よりEtch版の方が対応してるパソコンが多いと思いますので、特殊な理由がない限りはEtch版を 使う方がいいでしょう。
H19年7月21日現在、4台のパソコンにSargeをインストールしてみました。7,8年前に買ったノートパソコンは、何の問題もなく
インストールできました。しかし、最近のパソコン3台は何らかの処置をしないとインストールできません。

1.初めてSargeをインストールしたパソコン
「まずは、購入する前にパソコンに詳しい店でLinux対応のパソコンを購入するが一番いいと思います。」 と4年前書いたのですが、東京などの大都市なら詳しいパソコンショップがあるかもしれませんが、地方では無理のようです。
電気屋に行って相談しましたが、やはり無理でした。安いパソコンは単純な機能しかないからインストールできるのではと思い FRONTIER DS KZDS12を購入しました。約6万円ぐらいのパソコンです。

インストールのために必要な情報
1)CPU
まず自分のパソコンのアーキテクチャ(CPU)は何か調べましょう。
私が最初にインストールしたパソコンのCPUはPentiumWです。これは、アーキテクチャIntel x86-basedになります。 Debian 名称はi386です。
大部分のパソコンは、Pentium、Celeron思いますので、i386用のDebianを選べば困らないと思います。
Linux対応CPU
アーキテクチャに対応するDebian名

2)ハードディスク
今回、これがトラブルの原因になりました。
普通のSargeソフトでは「SATA(Serial ATA) HDD」この形式のハードディスクが認識されなくインストールできないのです。
それを知らずにパソコンを買ったのですが、買ったパソコンはSATAハードディスクでした。インターネットで調べたら この事は広く知られていることで、対応したISOイメージファイルも作られていました。
これで問題解決かと思ったら、そう簡単でありませんでした。デュアルブートの影響か再起動でフリーズするのです。
一応解決方法は見つけましたが、できるのであればSATAハードディスクは選ばない方がいいと思います。
ただ、この形式は大容量のHDなので、最近のパソコンはこの形式になっているようです。
Etch版では、SATAハードディスクは何の問題もなく認識されます。

3)ビデオカード
インストール中にそのドライバの種類を聞かれます。私のパソコンの場合、自動的に認識されませんでしたが「vesa」を 選んで問題なくインストールされています。それでもダメなら色々工夫が必要です。 私は、2台目のパソコンでXFree86をXorgに変えるという方法とりました。

Windows−XPでは「コントローパネル」−>「システム」−>「ハードウエア」−>「デバイスマネージャ」
と調べれば、どこの会社の物かは分かります。
Linux対応ビデオカード
XFree86

4)NIC(ネッワークアダプター)
私のパソコンの場合、自動的に設定されませんでしたが反転してる方を選べば接続できました。
接続できない場合は、カーネルを変えると認識されることもあります。2台目のパソコンはカーネルを 変えることで接続できました。

LinuXでは、コマンドラインから#lspciで表示されます。
私のパソコンはEthernet controller:VIA Technologies,Inc. VT6102[Rhine-U]と表示されます。
Linux対応ネッワークアダプター

5)ディスプレー
詳しい設定のためには水平同期周波数、垂直同期周波数のデータが必要になる場合もあります。 分からなくても設定はできます。

2.次にパソコンを購入した時の機種の選び方
バックアップを考えた場合、レセコンソフトORCAを運用するには最低でもパソコン2台は必要です。
はじめのパソコンと同じ物を購入しようとしましたが、もう発売されていませんでした。同じシリーズの物はあるのですがビデオカードなど 中身は不明でした。
会社に電話して販売しているパソコンのマザーボードの記載場所を教えてもらい、そのマザーボードから情報を得ています。
購入したパソコンの販売会社FRONTIER
カスタマイズ・ご購入で見積もりをとる所にマザーボードが記載されています。
2番目のパソコンのマザーボードASUS P5LD2-TVM SE/S Intel(R)945G
マザーボードの販売会社ASUS

NICが1000Baseというのが気になったのですが、マザーボードP5LD2でLinuxが動くというような記載のHPを 見つけFRONTIER FRAI17の購入を決めました。
実際はNICは問題なく動き、ビデオカードがトラブルの原因になりました。
ビデオカードがIntel(R)82945Gでした。945Gと呼ばれているチップです。

インテルのビデオカード
参考書籍1に書いてありますが、XFree86.4.30では
i810,i815はカーネルにagpgartモジュールが必要
830M,845G,852GM,855G,865Gでは総ての機能を使うためにはagpgartモジュールが必要
インテルのビデオカードは古い物でもagpgartモジュールを追加しないとだめなようです。

XFree86.4.3.0では945Gは対応してないことになります。Xorgは945Gまで対応してるようなので XFree86をXorgに変えてうまくいってます。
Etch版では Xorgになっていますので、Sarge版よりはインストールしやすいです。

3.ソフト
1)Debian−Sarge
ソフト入手方法
1.雑誌や本の付録のCD,DVDを手に入れる。
Etch版がでた現在では雑誌からの入手は無理かと思います。本(参考書籍1)からの入手がよいと思います。
ただし、新しいパソコンでは付録のソフト(カーネル)が古くて対応してない場合もあります。その場合はインターネット から新しい物を入手する必要があります。

2.インターネットよりダウンロードしてインストール用CDを作る。
アーキテクチャによって、ソフトが違います。
下記のページに各アーキテクチャ別のインストールマニュアルがあります。
Debian GNU/Linux 3.1 -- インストールマニュアル

ダウンロード先
1.Sargeのダウンロード(本家)
2.新しいカーネルのISOイメージファイル(武藤氏)
新しいパソコンの場合は1からのソフトではダメなことがあるようで2からダウンロードする必要があります。
下記に本家のDebianではうまくいかないので2を使ったとあります。
Debian GNU/Linux 3.1 インストールドキュメント

私は、2からダウンロードしました。kernel 2.6.18以上であればSATAハードディスクは「正しく?」認識されます。
H19年6月12日時点では「sarge-custom-0304.iso」がkernel 2.6.20.1で最新版です。

2)その他のソフト
1.CD−R作製ソフト
ダウンロードしたISOイメージファイルをCD−Rに焼き付ける必要があります。 そのままCD−Rにコピーしても役に立ちません。
私の持ってるソフトはB's Recorder GOLD7なので、下記の方法で焼き付けました。
ISOイ−メジファイルをB's Recorder GOLDでの焼き方

2.パーテイション分割ソフト
WindowsXPとデュアルブート(1台のパソコン2つのOSを同居させる)する場合は、パーテイション分割ソフト が必要です。
Woody版の所に書いてありますがWindows98,Meの場合はLinuxでパーテイション が切れたので必要はありませんでした。WindowsXPでは、ソフトが必要になります。
私は、「Acronis Disk Director Suite 10.0 」を使いました。参考書籍1には雑誌などから手に入る「Knoppix」 でも可能とのことです。私の場合はWindowsXPのパーテイションを分割したり統合する必要があるので 専用のソフトを購入しました。
なお、「Acronis Disk Director Suite 10.0 」にはSATA対応と赤文字で書いてあります。 ということは対応しないソフトもあると言うことかもしれません。

4.インストールの手引き
医師会のレセコンソフト開発のHPです。
ここに「Debian GNU/Linux 3.1(sarge) インストールおよび日医標準レセプトソフトインストール手順書」5版 [PDF] (6月25日更新)があります。
ORCAプロジェクト公式サイト


(H19年6月12日記)
(H19年7月21日「次にパソコンを購入した時の機種の選び方」追記)

参考書籍
1.Debian GNU/Linux徹底入門(第3版) 武藤 健志著
2.1台のパソコンでWindowsとLinuxを使う本 板谷 芳男著


ここに書かれていることを行って、何か被害にあっても責任はもてませんので自己責任で行って下さい。
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