調 査 野 帳

調査年月日

平成12年8月19日 AM8:30〜PM2:00

調査海域

七里長浜(水深4〜20m)

調査形態

調査船に乗船。サビキ・イソメ・ラビット釣り

採集魚類

アジ23尾(MAX18cm)
アイナメ1尾(20cm)
キス13尾(MAX21cm)
カマス?100以上全部放流。
フグも赤ちゃんソイandアイナメも放流


小アジ、ピンギスはおなじみの顔ぶれ。右下の小魚は手記に書いてあります。
そして、ミスらなければドーンとヒラメがあったのに。くやし〜!



船長の手記
さあ、今日は出来島と柳田のどっちに行こうかな? とまず柳田に行く。横から風が吹いている。そんなに強くはないがこれから強くなると遠出がきつい。出来島に行く、穏やかな出し風だ。ということで出来島に決定。8時半出港。漁労長はアジの数釣りの方がいいらしく、ちょっとすねていた。

まずサビキとイソメで開始。水深5mのところに反応が。サビキを投入するとアジとカマス? アジはもうこっちまで来ていた! 船内が歓喜にあふれる。漁労長も「これならアジとキス両方釣れるぞ」と喜んだ。するとイソメ竿にもヒット。アイナメとソイのダブル赤ちゃん。本当に小さい! 「放流・・・」 私はつぶやいた。

その後水深8m前後でキスを釣り、20mまでラビットを引っ張ったが往復かけてもなにも来なかった。相変わらず20m付近の反応はサビキを食わない。なんなんだろう。今日はナブラが全然見あたらないのでラビットはお休みにした。

アジを追加して帰ろうと、水深5mに戻ると、カマスがすごく多い。カマス5にアジ1くらいだ。そして、歯が鋭いせいかだんだん針の数が減っていく。そのとき、なにやらざわめきを感じた。ふと沖の方を見るとナブラだ! こっちに来るぞ! すかさずラビット用意。サビキは待機。ナブラに近づかないように船を移動させ、リールでラビットをナブラのすぐ横を通過させる。反応なし。もう一度、反応なし。

妙に遅いナブラだ。というかだんごみたいに固まっている。近づいてタモですくう。カタクチイワシの稚魚だ。そしてハンターはサビキで釣れてた小アジ。な、なんと小規模なナブラなんだ。これじゃラビットなんていらない。すかさずサビキでハンターである小アジを数釣りした。

さあ、気を取り直してもう一度釣るか。と思いサビキを降ろすと、すぐに引きが! この力強い引きはアジだな! とおもってリールを巻くと、突然強烈な引きが! アジではなかった。ドラグがビューンと滑り、糸が切れるのを防いでくれた。「イナダか?」 いや、この瞬間的な引きは・・・水面に現れる。「ヒラメだ!」 「40cmくらいだ」 「あラッキー!ラッキー!きっとサビキについた魚に食いついたんだな!」 ドラグはバッチシ、ハリスは2号、歯ですれない限り40cmヒラメならいけるはずだ。竿は短くても腕を思いっきり伸ばし、急な引き込みに備える。タモを差し出す。 竿と腕のしなりで耐えられるはずだ。漁労長は過去の経験からこのヒラメは確実に得られるものと判断していた。現に水面に浮かぶまで、2,3度引き込みがあったが竿を操って難なくこなせた。水面で、引き込んだ! ・・・

 差し出したタモの網の部分が風であおられ、仕掛けの方に反転してしまった。その瞬間。ヒラメのかかっていた針の2つ上にタモが引っかかった。ヒラメが暴れ、その力は竿の方には行かずタモの方へ集中した。「ピシッ!」 ヒラメはサビキの針をくわえたまま、底の方へ泳いで消えた。

「あの状態で取り逃がすなんて。漁労長失格かな・・・」 漁労長が珍しく弱音を吐く。しかし、サビキに急にかかってきたヒラメ、引き込みに対する対策は万全だった。通常のヒラメ仕掛けではかかった魚の上にタモに引っかかるようなものはない。「まあ、あの状況じゃ仕方ないさ」と漁労長を励ます。「明日、実家に顔を見せるけど、まあ、朝少しでも調査に出かけてヒラメ狙おうな。お土産はアジで充分だろう。今度はイソメなしでヒラメ仕掛けで行こう。気にするな! アジの群の捕捉頼むな!」 「そのとおりです」と漁労長は肩を落として言う。普段憎たらしい漁労長でもやっぱり仲間だけに気にかかる。うちの調査船の元気玉が元気でないと調子狂うからね。明日は無理だけどそのうち、漁労長の好きなソイでも釣りに行くか。 



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