エストロゲン

エストロゲンとはいわゆる女性ホルモンのひとつです。
エストロゲンは、女性の健康維持にとても大切な役割をもっています。エストロゲンの受容体(レセプター)は、皮膚、骨、血管、脳や肝臓などにもあり、エストロゲンを受けとめて、そこでも重要なはたらきをしているのです(まだわかっていないはたらきもあります)。



エストロゲンのはたらき
 @血管を広げて血流を促進させる。
 A悪玉コレステロール(LDL)と総コレステロールを抑えて、善玉コレステロール(HDL)を増やす。
 B血液が固まる能力を高める。
 C全身の水分とナトリウムの貯留作用がある。
 D皮下脂肪を増やす(とくに乳房、腰、太ももなど)。
 E皮膚では、コラーゲン(結合組織)の合成を進め、柔軟な皮膚組織やつやのある肌を保つ。
 F骨では、骨が失われる速さとつくられる速さの調節をし、骨量のバランスを保つ。
 G膣内を酸性に保つデーデルライン桿菌に栄養を与えたり、膣内の柔軟さを保つ。
 Hプロスタグランジン(平滑筋収縮作用、血管拡張作用、発痛作用などがある)という物質を増やす
 (月経困難症の原因の一つ)。
 I卵胞期(低温期)に体温を下げている。
 J最近では、脳の活性化にも働いていると言われる。


プロゲステロン
 プロゲステロンは基本的にエストロゲンを補足する役目で、暴走を抑えています。また、全身の体液貯留作用があり、黄体期(高温期)に体温を上げているのもプロゲステロンです。

アンドロゲン
 実は女性でも微量に分泌されている男性ホルモン(アンドロゲン/閉経後の卵胞でも微量に分泌されています)、筋肉を保ち、意欲や性欲を高めるなどのはたらきをしています。

年齢とともに知らぬまに進んでいく高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病(成人病)は、男性は40代からしだいに増えていきます。女性の場合は40代はそれほどでもなく、閉経後の50代に急増します。これは、閉経までは女性ホルモン(とくにエストロゲン)がしっかりと守ってくれているからです。

(本よりの抜粋)

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