発熱
発熱といえばだれもが「熱を下げる」ことに躍起になります。
しかし、「なぜ熱が上がっているのか」をご存知の方は少ないと感じます。
基本的には身体を治すために発熱しています。
ですからいきなり「解熱剤」を使って熱を下げるということは、
本来、治癒力を妨げることにつながります。
しかし、発熱は誰しも苦しいものです。
この苦しみを楽にしたいがために、熱を下げたいとも思うことでしょう。
日常から有酸素運動、マラソンなどの比較的長い時間する運動をしている人は、
運動していない人より発熱を耐えることができます。
なぜなら、発熱して苦しい状況は、運動している状況と同じようなものだからです。
そういう意味で、苦しいスポーツに耐えられる精神力と体力をつけるということは、
こんなときにも役立つのです。
しかし、それでも苦しい場合もあるものです。
熱を下げることも必要ですが、
熱を下げることより、免疫力の強化をするということのほうが重要です。
免疫力が上がれば、必要以上の発熱も起きず、楽に発熱を過ごせるものなのです。
熱が上がるのは、免疫力を最大限に使うためにあがります。
38度以上の熱では、がん細胞も縮小することもわかっています。
とにかく発熱は、体の中の異物や老廃物を燃やす反応と考えてもいいくらいのもの。
雑菌やウイルスも燃やせる機能です。
熱をいきなり下げることは、
自分自身の治癒力を壊す
ことにつながります。
免疫力の微弱な乳幼児でも、免疫力を作り上げるために熱をあげます。
ただ、39度以上ともなる熱に関しては、
脳炎を起こす可能性もあるので注意は必要です。
そもそもは、脳に、熱い血液が入り込むから苦しいのです。
むかしから
頭寒足熱といって、
頭を冷やして身体を温めるというのが大事なことです。
かといって、
頭骸骨は非常に熱伝導性が悪いため、おでこを冷やしてもなかなか楽にはなりません。
ですから、
頚動脈部を冷やしてあげましょう。
くびにぬれタオルをくの字にして立てかけてあげましょう。
すると、頚動脈から脳へはいる血液が冷やされるため、
いくらかは楽になります。
しかし、内側から入っていく血液もあるのでそれだけではすっかりと楽にはなりません。
そこで身体を温め、免疫力をあげるために
生姜湯や玉子酒、葛根湯といった身体を温めるものを使いましょう。
もっといいのは????とか、????です。
(商品名なので控えさせていただきます。)
余談ですが、シティーオブエンジェルという映画の始めに、
こどもが震えているのに母親が熱を下げなきゃといって水風呂に入れていました。
そして天使が子供を連れて行きました。
頭寒足熱の事を知っていれば、あの場合は身体を温めなければなりません。
くびから上を冷やし、身体は温めるべきなのです。
といってもお風呂はだめです。
一番は布団です。
世間では、熱そのものを治らない病と考えて、
とにかく熱を下げようと考えている方が多い思いますが、
発熱は他の病気を治すために上がっているのです。
その昔、古代ギリシャの医師パラメニデスは、
「患者に熱をだす機会を与えてくれたら、わしはどんな病気も治してみせる!」
と言ったそうです。
ノーベル賞を受賞したA・ルウォッフ博士(フランス)は種種の実験を重ねた結果、
「熱こそは最高の妙薬である」
と断言しています。
アトピーやリウマチの患者が風邪で発熱すると、
アトピー、リウマチの諸症状が驚くほど改善したりする。
西インドでは古くから、
梅毒やガンにかかった患者をわざわざマラリアやチフスに感染させて
その発熱で治したと言います。
発熱では水分不足、ミネラル不足を引き起こしやすいことが注意点であり、
熱そのものは治すための治癒力です。
そのすばらしい治癒力を、化学薬品で押さえつけることは、
今よければいいという浅はかな対応ではないでしょうか。
あの映画ではそれを見事に表現しています。
熱に対する考え方、どうお考えですか?
ただし、その状況においてすべきことはかわるので、
専門家に相談することを薦めます。
そこで、闇雲に解熱剤を使う医師ではなく、
少し様子を見るお医者様を選ぶべきだと考えます。
なんにしろ、一般の方も、ある程度の知識はもっていなければならないと思います。
まかせっきりというのは、いいことばかりではないのです。
そこで、納得のゆく答えを出せる先生を探すことも大事なことだと考えます。