2000年ゴールデンウィーク。
最終日の5月7日。
雨もやみ、天気もいい感じだ。
午後からではあるが、少しでてみようと思った。

ZZRに火を入れる。
タイヤはすでに丸坊主。
もう交換なので無理はできない。
とりあえず一人観桜会と行こう。
とにかく海に行きたかった。
しかし、地元の浪岡城址の桜を見たとき、
思わずよろうと思ってしまう。
思えば小学校以来きたことがない。
舗装されない道をはいっていくと、
20年前とまったく変わらない景色がそこに残っている。

誰もいない。
桜はすばらしくきれいだ。
なぜこんないいところに誰もいないのか?
向い側のほうにはアベックと家族連れがいる。
他にはいない。
こちら側も向こう側もお互いを意識することもない。
こっち側・・・あっち側・・・。
まるでバイク乗りと乗らない人間の境目のようにも思える。
しかし、本来、
こっち側あっち側というものはこういうものであるべきと思う。
お互い必要以上に干渉する必要はない。
ただ、お互いの存在を意識するレベルでいいのかもしれない。

そろそろ本命の海にいこう。
桜を後にし、まずは浅虫温泉へむかう。
立ち寄りはしなかったが新しい建物ができていた。
ゴールデンウィーク最終日。
人もすごかった。
それを横目に夏泊半島一周に向かう。

途中、川沿いに桜。
桜道を見る。
思わず川沿いに走ってみる。
車では絶対来ないような場所だ。
バイクだからぶらっと寄れたようなもの。
バイクのよさをまた利用できた思いが優越感を思わせる。
夏泊に着いた。
しかし、ココはいつのまにか駐車場が有料となっている。
特による用事もない。
せっかくバイクなのに駐車場料金が取られるのは
ちょっと気分もよくない。
また素通りしてしまう。

途中海を見渡せる場所がある。
ココは駐車場料金は取らない。
トイレしかない。
ココでしばし休憩。
そして椿山へと向かうと、焼きホタテが売っている。
3個で400円。
それぞれ一口で食べる。
食中毒もあったりするが大丈夫なんかと思ったが、
そこは大丈夫だろう。
何事もない。
なにより、やはりうまいのだ。
これはツーリングコースでのお決まりになりそうだ。
よくみると奥にCB1300SFがある。
足立ナンバーだ。
ライダーらしき姿はない。
そうしているうちに雲行きが怪しくなってきた。
先を急ぐことに。
しばらくいくと小学校のころ、父親と通ったがけぎりぎりの道路がある。
あの思い出を頼りにココにきたかったのだ。
あの時とまったく変わらない姿でその道路はあった。
しかし、どの景色も皆小さく見える。
あの時はとても大きく、とても遠く、とても長い道のりだと感じていた。
そして、あのとき見えたいってみたい場所にも、
いまは勝手に行ける自分がいる。
昔のこども心、やってみたかったこと。
こういう形でも、今更ながらその思いをぶつけてみると、
その感動は当時と変わらないもののように思える。
今回は天気が怪しい。
夏になったらもう一度来てみる事を誓うのであった。
2000年5月7日