以下は環状列石比較方法の説明です。 読むのが面倒な方は、直接比較画像へどうぞ
はじめに
今回比較画像として提示する図は、全て私の考えるモデルを下敷きにしています。そのモデルは、縦横の比率で横にプラス1をとるもので、中心部として二つのスペースを横並びに見ています。それが、なぜなのかについては簡単に説明し辛いのですが、複数の遺跡の最も納まりの良い形を試行錯誤した結果なのです。私的な考えでは、天体に関係深い中心部と、祭祀の場として機能する人的な中心部と捉えているのですが、まだ良く解りません。このあたりのことについては、動物考古学の第6号に書いたTextを参照してみて下さい。文中の図番号は今回の図と直接対応するものではありませんが、遺跡名からおおよそのことはお解りいただけることと思います。
ストーンサークルのくらべ方
ここで比較の対象とするストーンサークルは、いわゆる環状列石と呼ばれるドーナツ状に閉じた構造を持つものに限られます。なぜと言ってその方が比べやすいからです。できれば、中心部分のわかりやすいものが望ましいです。まあ、そんな都合の良いものばかりとは限らないわけですが。
これを、スキャナーで取り込み、縮率を1:420とします。(そのわけは、第4層 縄文のものさしへ)そして、方位ですが、北方向を20度ほど反時計回りに回します。これがなぜなのか良く解らないのですが、こうすると方眼によくのるのです(このことはとても重要なカギとなるように思います)。これで、おおむね比較用の素材が用意されたわけですが、まだ充分ではありません。なので、以下、順を追って説明してみます。
初めにお断りしておきますが、私が使っている道具は主にアドビ フォトショップです。そのver.4をPower Mac8500 で動かしてます。他の機種のことは良く解りませんが、Windowsでもフォトショップは動いてるはずだし大丈夫ですよね? 大丈夫じゃなかったらごめんなさい。それぞれの環境で、なんとかお酌み取り下さい。
@. ストーンサークルの形態をコンピューター上で比較するためには、まず、素材となる図を取り込まなければなりません。 このとき問題となるのが、解像度です。私は、4.2mがきれいな1cmの方眼になるようにしてこれを線で塗り分けたかったので、1cmを60のドットにしました。つまり、60pixels/cmです。=152.4pixels/inchですね。ただし、問題は容量です。大きすぎて手余しの場合は半分にしてもいいです。今回アップしている画像は30pixels/cmです。ちょっと荒くなりますがしょうがありません。なにしろ、一枚の画像が何メガでも、これをレイヤーという書式で重ね合わせると重ねた枚数分だけ大きくなっちまうのです。もっとも、フォトショップの利点は、このレイヤーという機能で複数枚の画像を重ね合わせ、それぞれの比較が容易にできることにあるのですが。ただし、そのためにはそれぞれの背景を透明にして、各図の線の色を違えなければなりません。そうしないと、上の画像が下の画像を覆い隠してしまいます。また、このとき若干色は薄くなりますが、レイヤーの透明度は落とした方が効果的です。あと、フォトショップはVer.4になってビューの欄の下に方眼を掛ける機能がつきました。これは、私には非常に画期的な機能でした。1cmのメッシュを3分割でも6分割でも自由に設定して画像全体に被せることが出来るのですから。 まあ、フォトショップの使い方はともかく(ちょっと面倒になってきた)、早い話が全国各地の環状列石の図を、方位、スケール等の条件を揃えて、重ね合わせて比べてみるのだと言うことに尽きます。実はそれだけのことなんです。
それでは比較画像へどうぞ