アナログとデジタルについて


●あなたはアナログ人間?デジタル人間?
 

最近では人間を形容する言葉としても使われだした「アナログデジタル」。
何事も感性に従いアバウトに行動するのがアナログ人間、一方、うやむやな回答が嫌いで答えをハッキリさせて効率よく行動するのがデジタル人間、といったところでしょうか。

「時計」という言葉から浮かぶ文字盤のイメージは、時間を針の位置で表示するタイプ? それとも時間を数字で表示するタイプ?
「体温計」と言えば、体温を水銀の長さで表示するタイプ? 体温を数字で表示するタイプ?
いずれも前者が「アナログ」、後者が「デジタル」をイメージできる典型的な例と言えるでしょう。

アナログとは、ある量を連続で変化する指標(目盛りの位置や長さ等)で表すことを指し、逆にデジタルとは、ある量を数字で表すことを指します。
デジタルはその語源であるDigit(指)、つまり指で一つ一つ数えるような表し方をする信号なのです。
例えば気温の変化をグラフにしてみると、連続した線で表す方法がアナログでの表記、温度計から読み取った気温を表などに数字で書く方法がデジタル表記となります。

コンピュータの世界は、全て0と1の2つのデジタル信号を組み合わせて情報が表現され、私達が日常使っている10進法(0、1、2...9)は使われていません。

●デジタルってどこがいいの?

最近では、音声(音楽)や画像(映画)など、あらゆるメディアのデジタル化が進んでいます。
通信に関連する分野でもアナログからデジタルへ変わりつつあります。
では、デジタルがアナログに比べ優れている点はどのようなことなのでしょう?

電話で音声を送ることを例にとって考えてみましょう。
私達の音声は電気信号に変換されて伝送されます。
その際、アナログ通信は音の波をそのまま「電気の波」に変化させて送り、デジタル通信は音の波を「0と1の数字に変換」し、その数字を送るという仕組みになっています。
例えば、音の波を数字化(デジタル化)して「011001」で表すことができたとします。
その数字の並びを相手に転送します。
受け取った側は数字を元の波の形に戻し、音の波を復元するわけです。

従って、電話で話をしているときに、途中でカミナリ等によって電気信号の形が崩れると、アナログでは崩れた形がそのまま雑音として聞こえます。
デジタル電話では、電気信号の形が崩れても信号がある高さより高ければ1、ある高さより低ければ0というように、途中で雑音が混じっても0と1かさえ判断出来ればよいので、簡単に元の数字に戻すことができ、比較的音の劣化が少なく、クリアな音質を保つことができるわけです。
つまりデジタル通信を使うと、情報を正確に伝えることができるわけです。

アナログ伝送
デジタル伝送

●アナログ情報のデジタル化

つい最近まで音声や画像はアナログ情報として表されたり記録されていました。
例えば音声は、音の波を磁気の変化に表してカセットテープに記録し、画像もVHSなどのビデオテープに記録してきました。
ところが、これらは年月が経ったり、コピーを繰り返しているうちにだんだん品質が劣化してきます。

一方、コンピュータの開発により、情報をアナログではなく、デジタル情報で記憶・記録する装置が登場してきました。
そして、アナログ情報をデジタル化する技術の開発により、コンピュータ上で音声や画像を取り扱えるようになってきたのです。
現在は、あらゆる情報のデジタル化が加速され、それらをマルチメディアとして統一的に取り扱おうとする技術の開発が急ピッチで進んでいます。

情報のデジタル化とインターネットの爆発的な普及は私達の生活を、金融、流通、行政などを大きく変化させているのです。


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