コンピュータウイルス(以下ウイルス)は、コンピュータ用に作成された不正プログラムの一種です。
パソコンユーザを驚かしたり、困らせたり、何かのメッセージを送るために作られた悪質なプログラムなのです。
そのプログラムの動作が、生物ウィルスに似ているためにコンピュータウィルスと呼ばれるようになりました。
ウイルスにコンピュータが感染した場合下記のような症状がコンピュータに現れます。
- 画面に異常が発生する(メッセージが表示されたり、テキストやグラフィックが崩れる等)
- システムの立ち上げに異常に時間がかかる。
- プログラムファイルのサイズが大きくなる。
- ファイルが削除、破壊される。
- ディスクのデータが破壊される。
ウィルスの感染経路としては次のようなものが考えられます。
- CD−ROMやフロッピィディスク等の記憶媒体の貸し借りに伴うもの
- インターネットからのプログラムのダウンロード
- ワープロソフトや表計算ソフトを使用して作成されたデータファイルを添付した電子メール
これまでに確認されたウィルスで代表的なもの。
- ・13日の金曜日ウィルス
- 1987年10月にイスラエルのエルサレム大学内で発見されました。
このウィルスはプログラムファイルに感染する代表的なもので、感染したパソコンは徐々に実行スピードが遅くなっていき、感染したプログラムのサイズが大きくなり、感染に失敗した場合、そのプログラムを破壊し正常に実行できなくなる時もあります。
そして13日の金曜日に、実行するプログラムを全て削除してしまうというものです。
- ・Happy99
- このウィルスは電子メールやニュースグループへの投稿を通じて、Happy99.exeという名前のファイルで配布されています。
送信者が実際に書いた電子メールと同じタイトルで「Happy99.exe」というファイルが添付された電子メールが送られてきます。
このファイルを起動すると、「Happy New Year 1999」というメッセージがついた花火の画像が表示され、Windowsの外部ネットワークとの接続に関連するシステムファイルを改ざんします。
これにより、ユーザが電子メールをおくるたびに、無意識にウィルスを配布する可能性があります。
コンピュータウィルスを発見した際に情報を届け出る公的機関である「情報処理振興事業協会(IPA)」へのウィルス被害届出状況によると、1999年1月〜6月までの半年間で1,936件もの届出が出されており、すでに1998年一年間とほぼ同数の件数となっている状況です。
ウィルスに感染した場合は被害を最小限に抑える一方、日頃からウィルス感染を予防するように下記のような対策をこうじておく必要があります。
- ・「ワクチンソフト」等によってウィルスを駆除し、再発しないように全てのフロッピィディスク、MO等の記憶媒体をチェックする。
- → 代表的なワクチンソフトである「ウィルスバスター98(トレンドマイクロ株式会社)」はホームページから「試用版」をダウンロード可能
- ・コンピュータを共同利用している場合や、LANで接続されている場合は、全ユーザに状況を報告する。
- ・データのバックアップをまめに行う。
- ・電子メールの添付ファイルはウィルス検査後開く。
コンピュータウィルスは、気づかぬうちに自分が加害者となっている場合もあります。
また、現状では、ウィルスを完全にシャットアウトすることはできません。
感染の発見が早いほど、データの損傷や喪失による被害を低く抑えることが可能です。
ワクチンソフトの活用によって自己防衛を心がけてください。
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