阿部教授の「韓国へようこそ2」
ソウルにいた頃、2年生の生活科で、ハムスターを飼った。
このハムスター、とてもかわいいので子どもたちは「ハムちゃん」と名付けた。
しかし、とても凶暴だった。
ある日、子どもたちが、教室に顔色を変えて飛び込んできた。
「先生、ハムスター、逃げた!!」
捜索隊が組織されたが、なかなか見つからなかった。
3日後、ある先生が、トイレに何かいる!!との情報をくれた!。
案の定、我がクラスの、かわいいハムちゃんだった。
ハムちゃんは、便器の中で元気に生きていた。
さっそく、捕獲(ほかく)しようと手を伸ばしたとたん!
ガブッと(本当に音がしたように感じた)、指をかじられた。
あたりはおびただしい出血で大変なさわぎになった。
先生方も駆けつけ、保健室に運ばれた私。
ハムちゃんも、私も、何とか一命をとり止めた。
実は、その後、ハムちゃんは、また脱走をし、今度は永遠に
帰ってはこなかった。
子どもたちは、ハムちゃんとの楽しい思い出を胸に進学した。
第2話 おしまい。