院長のつぶやき

(2001年2月分)

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2月25日(日) 坂本
 平川の白鳥の飛来地に写真を撮りにいく

 佐山敬悦さん来訪、皆既日食とオーロラのビデオ

2月23日(金) 坂本
 弘前精神科医会 ホテルニューキャッスルにて 17:45〜
 
弘前地区の精神科医の定期的な会合が年に2,3回のペースで行われている。
 まず、精神科救急医療システムの運用状況について、私が藤代健生の現状を報告した。救急システム開始以前には、夜間・休日の入院は1ヶ月平均で3.8件であったものが、開始以後の1年間では平均5.9件に増加している。しかし、新患の入院が増加したわけではなく、
  (すみません、途中で途切れたままアップしてました)
通院中の患者さんが具合を悪くして入院となるケースが大部分であること。それでも、1ヶ月に2件程度の夜間・休日入院が増えてくると全体としても入院数の増加となって現われている。今年1月から痴呆病棟60床開設のため、健生病院4の2病棟48床を閉鎖し、不足の12床分は藤代の一般精神科病床を減らしたこともあって、空床確保が次第に困難になってきた。
 昨年10月に「もの忘れ外来」を開設したが、それ以前の4ヶ月間(6〜9月)の新規患者さんが99件(月平均24.8)であったのに対し、開設以後の4ヶ月間(10月〜1月)では126件(月平均31.5)と1/4以上の増加があった。そのうち痴呆の患者さんは41件と1/3近くを占めており、痴呆病棟開設に伴う期待の大きさが示されたと思う、ということを報告した。

 特別講演は栗林理人先生(弘前大学医学部神経精神医学講座講師)による「思春期患者の現状と課題」と題して児童精神科医療についてであった。たいへん勉強になった。
栗林Dr.

2月21日(水) 坂本
 三楽病院より痴呆病棟の見学にみえる 10:00〜
 青森市の三楽病院でも痴呆病棟を開設予定ということで、十名ほどの方が見学に見えた。
 その間、青森県アルコール関連問題研究会の事務局会議を開催。今年度中には症例検討会などの開催は困難であり、5月下旬ころに青森保健大学キャンパスで行いたい、ということになった。

 津軽保健生協・環境文化委員会 15:00〜
 「ゴミ問題市民の会」事務局長の高松さんが提出していた、西目屋村産業廃棄物不法投棄問題に関しての情報開示請求に対する県の答弁書が資料として報告された。県は業者の提出した文書を黒塗りで全く内容が分からないようにしているのだが、理由が理由になっていない。県民に対してではなく業者にばかり目を向けているように思える。

2月17日(土) 坂本
 当直明け、外来担当

2月16日(金) 坂本 当直
 原潜事故のその後
 次第に真相が明らかになりつつある。当初、米軍側の発表では事故の起きた海域は原潜の訓練区域内ということだったが、実は訓練区域よりも4キロも東側の区域外であった。訓練区域内を通過する船舶は注意を求められるということだが、区域外での事故ということで一層、原潜側の責任は重大だ。
 原潜の操舵室に民間人が入っていたことはともかくとしても、緊急浮上時に民間人2名が舵取りや緊急浮上操作を乗組員の指示のもとに行っていたことも明らかにされた。これもまだ米軍側ではそのことと事故との関連を認めていないようだが、次第に明らかにされるだろう。
 「赤旗」日曜版にはさらに衝撃的な記事が載っている。軍事レポーター石川巌氏によると、あくまでも同氏の推測ということだが、原潜は「えひめ丸」を視認していたのではないか、という。だからこそ、同乗していた民間人へのサービスとして緊急浮上してみせ、「えひめ丸」のすぐ傍に突然姿を現わそうとしたが、目測を誤って衝突してしまったのではないか、という大胆な推理だ。信じたくない話ではあるが、緊急浮上の前に通常浮上して潜望鏡で周囲を確認していた、ということと事故を重ねてみるとあり得る事とも思えてくる。今のところ、原潜の乗組員も、同乗した民間人も潜望鏡や艦内のモニターでは周囲に船舶は確認できなかったと言っている様だが、真実はどうなのか。

 森首相、危機管理より、健康管理(ゴルフ場会員権問題急浮上)
 一方、事故の報を受けてもゴルフを続けた森首相の姿勢も問われているが、そのゴルフ場の会員権の名義借り問題も明らかになった。首相の友人である会社社長が会員権を2枚持っているので、そのうちの1枚を首相の健康管理のために使ってくれといわれて、森首相の名義に変更し、首相が会員として使用し、年会費の5万円や名義変更費用150万円も森首相が支払っていた。実質的な所有者は会社社長なので首相の資産公開には含めていなかった。社長との間には覚え書きを交わして、税理士とも相談しているので法律上の問題はない、という首相の弁だ。
 まったく、あきれ果てる話だ。こんなことが許されるなら、誰も贈与税などを払いはしないだろう。「名義は私のものだが、実質的な所有者は元のままだから」といえば良いことになるのだ。おりしも確定申告が始まった税の月だというのに、日本の最高責任者が税金逃れとは何事か。
 名義人と実際の所有者が違う、というのは自民党の権力構造を現わしているかのようで妙ではあるが、そういうことに慣れきった果ての行為なのだろうか。
 また、会社社長から四千万円もする会員権を(実質的に只同然で)譲り受ける、という行為そのものが一般国民の感覚からかけ離れてもいるだろう。また、そんな関係では首相は社長に借りができるわけで、それで政治がゆがめられたとしたら賄賂に当たるのではないか。一方、会員権は会社の資産のようだが、会社には何の利益もないのに名義を変更したのなら、背任になるのではないか。
 いずれにせよ、この会員権問題も含めて、森氏の首相の資質問題がさらに浮上してきたことになる。

 民主党の腰が座らない
 この問題では、与党内からも森首相では参議員選挙を戦えないという声が出てきているようだ。当然だろう。
 しかし、野党第1党である民主党の姿勢も問題だ。党首討論で鳩山代表は首相の退陣をするどく迫ることができなかったが、民主党の本音として、参議員選挙では森首相を叩く戦術なので、下手に辞められては困る、という党内事情があるらしい。その点では一般マスコミも、共産党の志井委員長の方が首相の資質問題を鋭く突いていた、とちゃんと評価している。
 民主党もお坊ちゃん政党で困ったものだ。こういう時に、選挙で損か得か、などという打算に基づく行動は国民に見え見えなのだよ。こんな首相では日本はダメになる、ということを真剣に追求すれば、国民も付いていくのであって、支持率10%台の森首相の方が選挙を戦いやすい、などというスケベ心を見透かされては付いて行かないのじゃないか?
 森首相に不信任を付きつけ、「もし、これをも否決されるのであれば、そういう与党には国民が厳しい審判を下しますよ」と脅しておけば良いのだ。不信任が可決されたら野党の手柄で政権交代ができるし、否決されたらその不当性を選挙で明らかに出来る、どっちに転んでも不信任を付きつけた野党に有利じゃん。シロートでもそれくらい考え付くのにね。(^^;


2月15日(木) 坂本
 2病棟運営会議 17:00〜
 ’00年度の医療活動のまとめと’01年度の方針について討議した。病棟のスポーツ活動のあり方についても論議された。

 医局症例検討会 18:00〜
 Dr.吉田の担当で、遷延性うつ病の症例について

 今晩のおかずはイカ刺し
 私が担当している通院患者さんで漁師をしておられるFさん。精神的に不調をきたすと漁にも出られなくなるのだが、最近は調子もよく、元気に漁に出られている。ということで、朝に釣ったばかりのイカ数匹を奥さんが持ってこられた。当院では患者さんからのお礼は金品に限らず、受け取らないことになっており、その旨の掲示もしている。実際に退院時の「お礼」として菓子箱や現金などを持ってこられても、お返ししている。どうしても、という方に対しては組合員の出資金を増額していただくなどしている。なので、はじめは「気持ちだけいただいておきます」と固辞したのだが、奥さんがどうしても置いて行くときかず、「買ってきたものではなくて釣ってきたんですから」と強くおっしゃるし、ナマ物をお返しするのも忍びないので、仕方なく受け取ってしまった。規則を破ってしまって済みません。
 ただ、リンゴ農家の患者さんなどで、病気のために働けなかったものが、回復して働けるようになり、収穫できたリンゴを食べてくれ、と持ってきたような場合に「病院の規則だから受け取れない」と断るのも、せっかくの気持ちを無視してしまうことになると思うのだ。規則は規則だけれど、柔軟性も時には必要だと思う。その判断基準はあくまでも患者さんの負担にならないこと、だと思う。
 ということで、おいしいイカ刺しを我が家で頂いた。

 映画「アンブレイカブル」
 「シックスセンス」の黄金コンビ、シャマナン監督、ブルース・ウィリス主演の「アンブレイカブル」を見に行った。「シックスセンス」のような上質のサスペンスを期待してのことだ。
 主人公ダンは他の乗客132名が死亡する列車脱線事故に巻き込まれながら、唯一の生存者であり、かすり傷ひとつ負わずに助かった。なぜ、彼だけが助かったのか。唯一の生存者であることの代償はいったい何なのか。また、列車事故の原因は何なのか。
 奇跡的に生き延びたというのに、ダンは陰うつな日々を送っており、妻子との仲にも隙間風が吹いているようだ。そんな彼のもとに「今まで何日病気をしたか?」と問いただすメッセージが送られてくる。その送り主は骨形成不全症という生まれついての障害を持ち、これまでに数十回もの骨折を繰り返している男で、「ガラスの骨」とあだ名されるコミック・アートのコレクター(サミュエル・ジャクソン)である。「ガラスの骨」は子ども時代、骨折を恐れて外出できなくなった時に、母親から「外出できたらプレゼントをあげる」といわれてコミック本を手に入れる。母から「この本はシリーズになっていて、結末でどんでん返しがあるそうよ」と励まされ、それ以来コミックの世界に没入したのだった。ダンは思い返すと大きな病気をしていないことに気付き、「ガラスの骨」に会いに行き、自分は何者なのかを知ろうとする。「お前はオレと正反対で、何をしても死んだり大怪我をしない。救世主になるのだ」といわれ、戸惑いながらも自分自身を知ろうとするダンの見た真実は?という物語りである。
 私の事前の予想では、アンブレイカブル、すなわち不死身の代償は、危険な状況に自ら身を置いて人助けをしなければならないのに、死ぬことが出来ない、という恐怖の体験の連続ではないか、ということだったのだが、果たして、、、。
 パンフには「シックスセンス」と同様に「この映画の結末は話さないで下さい」とあり、感想を述べるのは難しい映画だ。でもやはり「シックスセンス」と同じように、最後の場面にきてようやく、これまでの場面の持っていた意味がわかる仕掛けになっている。その謎解きを考えながら楽しむ映画だろう。どうしても「シックスセンス」と比べてしまうのだが、たしかにあっという結末が用意はされている。しかし、シックスセンスの場合、そのどんでん返しが心を暖かくするものだったのに対して、それを上回るような仕掛けにはなっていないように私には感じられた。次の作品に期待したい。


2月14日(水) 坂本
 聖バレンタインデーに想う
 本日は「バレンタインデー」ということになっているらしく、チョコレート業界の最大の稼ぎ時だ。我が家でもご多分に漏れず、娘二人で昨夜遅くまでかかって手作りチョコを製作していた。もちろん、最初からチョコレートを作るのではなく、市販のチョコレートを湯煎して型を整えたりする程度なのだが、ああでもない、こうでもない、「あぁ失敗しちゃった、お姉ちゃんのせいだ」云々と大変であった。結局夜中の1時過ぎまでやっているものだから、こちらは寝不足になってしまった。バレンタインデーなんてきらいだ。
 そもそも、私は「バレンタインデー」なるものは日本の製菓業界の陰謀だと思っているのだ。(^^; 女性からの愛の告白、などといってもいまどきの女性は強くなっているから、この日に限って、などということもあるまい。聖バレンタインの故事にあやかって、チョコレートの販売促進のためにメーカーが広めたに違いない。こういうお金があるなら、福祉団体に寄付をしたり、飢えで苦しむ人々、難民、地震被災者などに食糧援助でもした方が、よほど聖バレンタインに相応しいのではないか、と思ったりする。
 で、今日は職場数ヶ所から綺麗に包装したチョコレートを頂いてしまった。中年オジさんである私は、女性からプレゼントなぞをいただくと、鼻の下を長くして喜んでしまうのだ。ああ、理性と感情は違うのだな。(^^;
 結局のところは、この日は職場での義理チョコが飛び交うことになって、まぁ、職場の潤滑油の役割は果たしているのだろう。

 初釜
 病棟の行事でお茶会を催すことが行われている。今日は2病棟の初釜の日だという。女性スタッフが和服に着飾ってのお茶会である。昼過ぎに病棟からポケベルで呼び出され、カメラを持っていたら和服に着飾った写真を撮ってほしい、とのこと。私はいつも腰のベルトにコンパクトカメラを下げているし、岩木山定点撮影用にデジカメも持ち歩いている。そして院長室にも何台かのカメラが置いてあるのだ。
 デジカメと旧式のコンパクトカメラにカラーネガフィルムを入れて病棟に行き、撮影に臨んだ。デジカメで撮った写真が笑顔も着物も素敵に写っている。さっそくインクジェットプリンタで印刷して差し上げた。お見合い写真にも使えそうな出来映えだ。(^^;
 そのままの画像を貼り付けると、ストーカーにでも狙われると困るので、後姿で顔が特定できないようにしてお目に掛ける。
 初釜に臨むMさん
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2月13日(火) 坂本
 「盛ったり、まけたり」
 今日の午前の外来の責任医が私だったため、健生病院精神科の牧口Dr.からの紹介で入院希望のDさんが来られた。不安、焦燥感が強く、一人ではいられないので、どうしても入院させてほしい、とのこと。病棟の空きベッドは閉鎖病棟しかないと伝えてあったが、閉鎖でもどこでも、とにかく入院を希望している、とのことでお引き受けしたのだった。任意入院のお知らせ(告知)をして、入院病棟は閉鎖病棟になることを再確認した上での入院となった。
 ところが、いざ入院してみると、周囲の患者さんは、病状の重い精神病の方がほとんどであったためか、「とてもこんなところには入院していられない」と退院希望が強く出され、ご家族もやむを得ないということで即日退院となってしまった。時々、このように入院はしたものの、想像していた病棟のイメージと違う、ということですぐに退院になってしまう方がおられる。そういう事態を避けるためには、入院前に病棟を見学していただき、納得の上で入院していただくことが望ましいのだろう。
 さらにもう一人、飲酒後の幻覚妄想状態のために入院中のEさん。ご家族との面会で立腹した、ということで突然の退院要求あり。ちょうど夜間外来に行くところだったので、当直医(関谷Dr.)に対応をお願いしたが、どうしても退院すると譲らず、未治希望退院となってしまった。任意入院の場合、退院希望があれば、基本的に退院できるのが精神保健福祉法に規定されている。ただし、精神症状のために退院を希望するような場合には、精神保健指定医の診察の上で、72時間に限定して退院を認めないことができることになっている。Eさんの場合は、立腹したということであっても、幻覚妄想などの精神症状を認めず、退院を制限する情況ではなかったことになる。
 ところが、この方の場合、退院後、「やっぱり退院するのではなかった」、という連絡があった、と当直医から事後報告があった。そんなことなら、退院希望しなければ良いのに、と思った次第。
 津軽弁では、このように、自分で何かをしでかしておいて後で撤回することを「盛ったり、まけたり」という。自分で酒を盛って、それをまかす(こぼす)ということである。標準語ではこのような諺があるのだろうか?よく分からない。
 精神科の現場では「盛ったり、まけたり」に出くわすことが多いように思う。 


2月12日(月)振替休日 坂本 日直
  弘前市の議会制民主主義を守る2.12市民集会
 が現在行われている頃だ。実はアリツカDr.が日直になるところだったのだが、彼は「議会制民主主義を守る市民会議」の代表に選ばれているので、今日の集会に参加していただき、私が日直を引き受けた。私が出られない代わりに娘が出ることになっている。集会の成功を願っている。

 米原潜による宇和島水産高校実習船転覆事故に思う
 日本時間で2月10日午前8:45頃、ハワイ・オワフ島沖で愛媛県の宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」にアメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」が衝突し、「えひめ丸」が沈没し、乗組員および実習生の9名が行方不明になるという大事故が発生した。
 現在までに明らかになった情報によると、米原潜には企業幹部ら15人の民間人が乗り込んでおり、通常の浮上をした後、二度目の緊急浮上訓練中に「えひめ丸」に衝突したようだ。「えひめ丸」の船長の会見では「風力3程度で見晴らしも良く、レーダーで監視しながら航行中だった。下からの浮上を防ぐ手立てはない」としており、実習船側には何らの過失はなく、米原潜側に責任があり、船舶確認を怠った可能性が高い。また船長によると衝突後、米沿岸警備隊が到着するまでの1時間もの間、原潜は反転して事故現場に戻ったものの、司令塔に数人の乗組員が姿を見せて縄梯子を下ろしただけで、なんらの救助活動もしなかったという。
 それについて太平洋艦隊司令官は「3〜6フィート(約1〜2m)の波でハッチを開くことができなかった」と言い訳しているが、実習船船長は「救命いかだに波が入らない程度だった」と反論している。原潜がハッチを開けて、救命ボートを出すとか、浮き輪でも投げるとかの救助活動をすれば、もしかしたらあと数名でも助けられたかもしれない。軍艦というのは戦争の訓練をするもので、人命救助は主な任務ではないかもしれないが、海の上では助け合うのが当然とも思える。自船の損傷確認などを優先した結果とすれば腹立たしいことだ。
 そもそも、原潜というのは米ソ冷戦時代に核攻撃手段として開発、発達してきた兵器だと思うが、冷戦終結後の現在においては、その存在意義自体が問われるものだと思う。冷戦終結時には96隻だった米海軍の攻撃型原潜が2001年から55隻に(朝日新聞2.12付。軍事レポーター石川巌氏による)約半減されてはいるが、海軍としては原潜の予算獲得のためにも民間人を乗せて緊急浮上訓練をしてみせた、というのが真相のようだ。同司令官は「潜水艦とはどういうものか、国防にどんな役割を果たすのか体験してもらうのが目的だった。事故への影響は全くない」と述べているが、単に原潜乗組員のための緊急浮上訓練をするのであれば、何も民間船舶の往来の激しいハワイ沖でなくても良いはずなのだ。民間人に浮上訓練をみせるために、ホノルルの近くで緊急浮上したのではないか。
 行方不明者の救助を祈るとともに、真相の解明、再発事故の防止を強く望む。

 ああ、それにしても、またもや我が日本の総理大臣、森喜朗君である。日米関係にも支障を来しかねない、重大事故が発生したというのに、そのまま「お友達」とゴルフのプレーを2時間も続けていたのだという。何の落ち度もない日本の実習船が米原潜に衝突され、前途ある水産高校生が何人も行方不明になっているという緊急事態が発生したのだ。のんびりとゴルフに浮かれている場合ではないだろうが。すぐにブッシュ大統領に電話でもして、抗議したり、真相究明を申し入れる、というのが日本の最高責任者としてのやるべきことじゃないのか。朝日新聞の天声人語子からは「そうした状況で泰然自若として遊んでいられる神経も相当なものである。よほど修養を積んでいるのだろうが、」と皮肉られているが、そうした危機管理をきちんとできない人物を総理にしている我が国の政治のお粗末なことよ。首相周辺ではゴルフ場で運転手に午後4時頃まで車は使わないと連絡してあったため、すぐには戻れなかったと言い訳しているというが、それが危機管理体制がなっていないということでしょうが。

 沖縄米軍トップの電子メール事件
 日米関係に支障を来しかねない問題として、沖縄米軍トップの兵留守豚、じゃなかったヘイルストン四軍司令(沖縄地域調整官)が稲嶺沖縄県知事らを非難する私信の電子メールを部下13人に送ったことが6日、明らかになったが、その原文が本日の日経新聞に掲載された。
 "they are all nuts and a bunch of winps." だそうだ。nutはピーナツのナッツで、俗に「変人、ばか者」の意味があり、winp は「弱虫、無能、腰抜け」の意味。bunchは「束、仲間」。結局、「やつらはばか者で無能な連中だ」ということになる。
 1月の沖縄県議会で、海兵隊員が女子高生にわいせつなことをしたことに抗議して、海兵隊の削減を求める決議が全会一致で採択されたが、日米安保条約や基地の存在を認めている知事や県議会議員、町長らが「何もせずにやり過ごした」といって非難したというのだ。私信の電子メールだからこそ、本音が出たのだろう。まさか、外部に漏れるとは思わなかったはずだ。それが公になったので慌てて本位ではなかった、などと釈明しているが、どちらが本心かは明らかだ。米軍人が沖縄の人たちをどう見ているかを端的に表現している。「米軍が沖縄を支配しているのだ、文句を言うな、日本はアメリカの属国だ」、ということだろう。
 国会で日本共産党の石井副委員長が「政府として厳重に抗議すべきだ」と追求したのに対して、森首相は「本人が謝っているので抗議しない」という態度に終始したという。日本の首脳はアメリカに対していつも弱腰であり、「日米対等のパートナーシップ」なんてのはまやかしに過ぎない。日米安保条約で日本がアメリカから守られている、という幻想にいつまでしがみついているのか。アメリカは自国の利益のために安保を結んでいるに過ぎないというのに。



2月11日(日) 坂本
  スキー
  次女が級友も連れてスキーに行くということで、今年最初のスキーに行った。かなり冷え込んで岩木山百沢のスキー場は吹雪いて麓からは見えないようになっており、途中の道路沿いの気温はすでにマイナス6.8度を示していた。スキー場はもっと冷え込んでいたようで、零下10度程度になっていたように思うのだが、ゲレンデに流れた放送では「零下4度」と聞こえた。
 リフト券は午後からの半日券を買う予定でいたが、1時間、2時間、、と1時間刻みになっていて、スキー場も世知辛い感じがする。ちょうど、親子券というのが4時間分で割安だったため、それを購入した。
 吹雪きで横殴りの風が吹き付け、体感温度はマイナス20度近くにも思えた。帽子から露出する頬は冷たさを通り越して痛さを感ずるほど。スキー用の手袋をしていても、指先がジンジンと冷たくなる。ということで1時間もすると暖を取りたくなった。
 まぁ、それでも娘たちも滑れることだけでも楽しんでくれたようだ。
 私のスキー歴というのは、多分、3歳頃からになるのだろうし、小学校にはスキーを履いて登校した記憶があるので、50年近くになることになるのだろうが、18歳を過ぎてからはほとんどしない時期もあったり、最近も年に1、2度程度なので、全然上達しない。成人してからは腕は落ちる一方かな。でも、嫌いでもないので、子どもをダシにして出かけるのは苦ではないのだ。


2月10日(土) 坂本
 寂しい土曜日
 今日は医局員がさまざまな用事で、ほとんど出払っており、10時以降は二人しか残っていないという寂しい土曜日。ほんとは私も第2土曜日で指定休にしたかったのだけれど、あまりに人がいないので、3日とチェンジしたのだった。

 12日の「弘前の議会制民主主義を守る市民集会 」の案内を冒頭に掲げたので、参加をお願いしたい。

  佐藤時治郎先生の叙勲記念祝賀会 17:00〜 ホテルニューキャッスル
 弘前大学医学部神経精神科の元教授、佐藤時治郎先生の祝賀会が行われる。時治郎先生の最終講義は、なんと つげ義春の「ねじ式」についての精神医学的考察であったことは鮮明に記憶している。(他の精神科の授業はあまりまじめに受けなかったのだけどね (^^;;



 10日の「つぶやき」には「私が卒業する年度の退官記念講義」と書いてしまいましたが、「最終講義」の間違いであった。経歴を読んでみると昭和61年('86)に弘前大学教授を退官、とある。私の卒業はS.53年('78)だから計算が合わない。 (^^;;いかに私が不肖の弟子であるかがよく分かる。
 さらに、時次郎ではなくて時治郎先生でした。重ね重ねお詫びする次第。m(__)m


 勲三等の叙勲は教育功労に対するもので、青森県の精神科医療従事者を育てた業績に対して授与されたということであった。祝賀会は県内外の精神科医を中心として多彩な顔ぶれが勢揃いしていた。時治郎先生は、本当はこのような祝賀会を固辞されたとのことだが、周囲から「先例があるので、辞退は許されない」と強く説得された結果、不承不承ながら了承されたとのことで、そうした点にも飾らない先生のお人柄が表れているようだった。
 まぁ、ただし政府の叙勲制度それ自体については私はあまり肯定的な見解を持っているわけではないので、もしも、仮に、あり得ないことだとは思うが (^^;;万が一、私に叙勲のお話があっても、私はご辞退申し上げるので、政府関係者はそういう話を持ってこないで頂きたい。(誰も持って来ないから心配いらないって (^^;;

 佐山さんの日蝕の資料が届く
 前日に文化センターに置き忘れた資料を聖愛高校の藤田先生が届けてくださった。感謝。
 佐山敬悦さんが撮影された皆既日蝕の写真を掲載した東奥日報や陸奥新報の記事のコピーなどが、カラーコピーも含めてびっしりと入っている。すぐには全部読みきれないほどの分量だ。今回のアフリカ皆既日蝕の各地の条件なども詳細にあるので、じっくりと検討させていただくことにする。



2月9日(金) 坂本 とぉっても忙しい充実した一日だったよ。
 アルコール専門外来 午前
 アルコール依存症の新患の方が1名予約になっており、それは予定していたが、さらにもう1名の新患の方が飛び込みで来られた。新患のない日がしばらく続いたかと思うと、同じ日に何人も見えたりするのですね。
 午後は禁煙外来の方が1名。約2年半ぶりの来院で、以前に石川Dr.の診察を受けられた方だった。タバコにしてもアルコールにしても、たった1度の挑戦で禁煙、断酒に成功される方はむしろ奇跡に近い少数に過ぎない。大事なことは、何度失敗しても諦めずに挑戦を続けることだと思っている。2年ぶりに再挑戦する気持ちになったことを褒め称え、今回はニコチンパッチを使用することとした。成功されることを期待したい。

 午後からは会議の連続でハシゴをしておりました。 (^^;
 県連理事会 15:30〜17:50 浪岡中央公民館にて
 県連社保大学習会 18:00〜20:15  同上
 (ぢつはこの他に、県連医活委員会 が17:00〜18:00まで予定があったんだけど、勘弁してもらった)
 みちのく天文同好会例会 19:00〜20:30 弘前市文化センター 3階視聴覚室にて  
 

 県連社保大学習会は全日本民医連理事で中央社保協事務局長の相野谷 安孝氏を講師にお迎えして、県連あげての学習会だった。悪路の中を続々と詰めかけ、用意した椅子で足りずに追加するほどの盛況で、近年珍しい光景だった。
 相野谷氏は、現在の日本の情勢について、バブル時代以降、拝金主義が横行して人間の尊厳が脅かされており、そうしたことを背景にして最近の異常な事件(仙台の元准看護士の無差別殺人事件、世田谷の一家四人殺人事件など)なども起こっているのではないか。政府の政策も、’72〜’83年までは老人医療費が無料だったのに、その後の改悪でどんどん医療費の自己負担が上がり、金がないと医療にかかれなくされている。先日、朝日新聞で民医連では差額ベッド料を徴収していないことが大きく報道されていたが、一般の病院では利益の5%〜20%もが差額ベッド料で賄われ、差額料なしには医療経営が成り立たなくされている、ことなどを報告された。最後まで聞きたかったのだが、みちのく天文の時間が迫っていたので、後ろ髪を引かれながら会場を後にした。

 駐車場に戻ってみると、あれ、まぁ。出口が塞がって車が出せないじゃないの。ほとんどの車が学習会参加のためだろうからと、詰めて駐車したのだろうけど、途中で帰る人とか、他の会合で公民館にきている人もいるのにねぇ。 (;_;)
 あきらめて会場に戻ろうと思ったところ、ちょうど、うまい具合に駐車場から出て行く車があって、かろうじて隙間ができたので、何度も切り返しをしながら抜け出ることができた。フェンダーミラーを畳まないと通れない位の隙間だったけどね。

 文化センターの視聴覚室に掛けつけると、弘前のアマチュア天文写真家の佐山敬悦さんがビデオ上映(南米チリのラス・カンパナス天文台)をしているところだった。今日の みちのく天文同好会のテーマは「南十字星をもとめて」。佐山さんが南半球で撮影された南十字星の写真を巡って、歳差運動によって、大昔は青森でも南十字が見えていたことなどが話された。
 例会終了後に佐山さんと夕食を取りながら、今年6月の南アフリカ皆既日蝕の打ち合わせを行った。佐山さんは’88年の小笠原沖皆既日蝕参加をきっかけとして、ほとんど毎年のように世界中を駆け巡って皆既日蝕を追いかけておられるとのこと。地元新聞の連載記事なども拝見した。これまでの皆既日蝕観測地、そして21世紀の皆既日蝕観測データの一覧を拝見したが、今後の観測予定地がずらーっと並んでいるのに吃驚させられた。例えば「200○.○.○ 南極皆既日蝕、南極露○○○基地、○分○秒 ○度」などと書き込まれているのだ。
 残念ながら、せっかく用意していただいた日蝕の資料を文化センターに置き忘れてきたらしい、とのことであった。(事後に佐山さんから連絡あり、明日、資料が届くとのこと)
 今回の日蝕観測ツアーについて、観測地は決めているが、どのツアーで行くかは未定。M大学の観測班からの資料が届くのを待っているとのことで、私もその資料を頂くことにした。
 私としては、せっかく南アフリカに行くのだから、さだまさしの「風に立つライオン」に出てくるような「ビクトリア湖の百万羽のフラミンゴ」なんてのを見てみたい、と思っているのだが、天文雑誌のツアーにはないようなのだ。
 さぁ、それまでにきちんと仕事をして、スタッフから反対されないようにしておこう。 (^^;



2月8日(木) 坂本
 弘前保健所の精神保健相談 13時〜14時半
 今日の相談は1件のみ。本人と家族が一緒に見えていた。精神科の相談の場合は、本人の疾病否認が強く、困った家族が相談に見える、というケースが多いものだが、今回はご本人も自らの問題に悩んでおられていた。精神科の受診をお勧めしておいた。

 津軽保健薬事委員会 16:30〜 健生病院応接室
 私は薬事委員会の担当常務となっているので、毎月の委員会に参加することになっている。(時々、忘れてしまうことがあるので、薬局長に声をかけて連れて行ってもらうことにしている)
 いくつかの新採用と限定採用の薬などを決定した。健生の精神科の牧口Dr.からは前回限定採用となった抗うつ剤の効き目について報告された。抗うつ作用は従来の薬を上回るものではないが、副作用が少ないので、使いやすいとのことであった。



2月7日(水) 坂本
 弘前市水道部との交渉(ごみ問題市民の会) 9時〜10時 水道部にて
 昨年11月、西目屋村の産業廃棄物不法投棄問題で、「ごみ問題市民の会」として弘前市水道部に弘前市の水源の安全確保の見地から、現地調査と水質検査を要請してあった。その検査結果が出たという情報が会員でもある安藤晴美市議から寄せられたが、検査結果は公表しない、という水道部の方針だということなので、その理由を問いただし、結果の公表を求める交渉を行った。
 市民の会からは安藤、越市議を含めて6名参加、水道部からは部長を筆頭に4名が対応。会長の私から要望書を読み上げて交渉が開始された。
 水道部の回答は、まとめると「河川の管理責任は県の環境管理課にある。市の水道部が調査に入ることについては了解を得てあったが、水質検査は水道部として自主的に行ったものであり、その結果を公表することは県の管理責任を侵害することになる(越権行為)」ということのようであった。
 水道部の独自の検査によると、すべての項目において河川管理基準以内であり、水質汚染とは認められなかったということである。そうであるならば、不法投棄で弘前市の水源が汚染されているのではないかと心配している市民の不安を取り除くためにも、きちんと公表した方が良いのではないかと、我々は迫ったが、交渉の場では納得の行く回答は得られなかった。市民の不安に答えることよりも、行政側の都合を優先させるという、縦割り行政の典型を見る思いだ。
(この経過については翌日の東奥日報に報道された)

 アルコール家族会 13時〜14時半 第2デイケア和室にて
 アルコール家族会は四人の担当者が受け持ち、第1,3水曜の午後に開催されている。私の担当は「アルコール依存症とは?」というテーマで、初めに同名のビデオを見ていただいて、説明している。
 内容としては、1)アルコールに依存する病気であって、意志や道徳の問題ではない。2)飲酒する限り慢性的に進行して行き、早死にいたる。3)回復は可能だが、完治しない。ということを基本にお話している。
 家族の方でも、本人の否認が強くなかなかうまく行かない、と嘆く方に対して「私のところも病気を認めるまでに10年もかかったのよ」と慰め、励ます光景も見られ、治療者よりも同じ悩みを抱える家族同士、本人同士の話し合い、励まし合いが重要だな、と気付かせられる。




2月6日(火) 坂本
 夜間外来
 映画「ペイ・フォワード」を観る
 3日に見損ねてしまったので「ペイ・フォワード」("PAY IT FORWARD")を見に行った。「ペイ・フォワード」というのは英語の辞書にもない造語で、「先贈り」と訳してあった。
 「シックス・センス」で鮮烈なデビューを飾った名子役(名前覚えられない(^^;)演じる主人公は「世界はクソ」だと思っている。家庭的にも恵まれず、両親ともアルコール依存症であり、父は母に暴力を振るった挙げ句、家を出て行方不明となっている。ヘレン・ハント演じる母親は自らのアルコール問題を克服しようとはしながら、何か困難なことがあるとすぐにアルコールに逃避してしまう。
 主人公の通う中学校にやってきた新任の社会科の先生が「世界を変える方法を考えて実践しなさい」という課題を出し、主人公は「ペイ・フォワード」という方法を考え出す。一人が三人に簡単にはできないような善行を施し、それを受けた人がそれぞれ三人に善行を施す。3×3=9、9×3=27、、、のように善意の輪が広がって行き、世界が変わる、というのだ。
 社会科の先生は顔に大きなケロイドがあり、彼もまた過去を引きずっていた。私はその顔を見たとたん、父親に熱湯を掛けられたのではないかと想像した。そして、「ペイ・フォワード」の結末は、世界が変わる、、核兵器が地上から無くなり平和が訪れるだろう、、、。さて、私の予想が当たっているかどうかは、映画を見てのお楽しみ。ラスト・シーンで眼に暖かい水が溢れてきたことだけは白状しておこう。(^^;
 さて、この映画を精神医学的な見地から見ると、アルコール依存症、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待、機能不全家族、家庭病理の世代間伝播、などの様々な問題を見ることが出来る。
 ひとつだけ、アルコール関連の注釈をしておく。母親がアルコール問題を克服するために通っているのが自助グループであるAA(アルコホリクス・アノニマス)なのだが、映画では「アルコール依存症の会」と訳していた。直訳すると「無名のアルコール依存症者たち」といういことになるだろうが、「AA」という表記が日本でもそのまま通じるようになってほしいものだ。母親に「1年間はデートは禁止よ」とかいうアドバイスをしている女性はAAのスポンサーであろう。AAに参加するメンバーが、自分の信頼できる先輩にスポンサーになってもらい、断酒生活上の相談やアドバイスを受けるというのが「スポンサーシップ」といわれている。断酒を開始した最初の期間は、とにかくソブラエティ(断酒)を維持するのが先決問題であり、AAでも恋愛や結婚問題はご法度とされているようなのだ。
 ま、そういう知識などがなくても十分に楽しめる秀作としてお勧めしたい。


2月5日(月) 坂本
 午後レセプト点検
 常務会(16時〜22時)


2月4日(日) 坂本 日当直
 外来患者のDさん、父親から電話連絡があり、アパートで冷たくなっていたとのこと。薬をかなり飲んで、部屋の窓を開け放し、裸になっていたという。昨夜もかなり冷え込んでので、窓を開け放していればすぐに氷点下になってしまうので、おそらく凍死だろう。警察には連絡したとのことで、まもなく警察からも問い合わせあり。主治医ではないので詳細は主治医に聞いてほしい、と前置きしながら、最低限のことは知らせた。原因などは不明だが大変、残念な結果となって心が痛んだ。


2月3日(土) 坂本 指定休
 2病棟拡大職場会議 13:00〜 第二デイケア和室にて
 私が病棟医長をしている第2病棟(定床数56)では、アルコール依存症の治療も行っているのだが、アルコール専門病棟ではなく、一般病棟の中にアルコール依存症の患者さんが十数名入院している。したがって以前のような専門病棟時代の治療ができるわけではなく、病棟の医療には限界がある。
 そこで、一般病棟においてできるアルコール医療の任務と限界を明らかにするべく、拡大職場会議が開かれた。
 基本的な考えとして、病棟における主な任務は、1.ARP(アルコール・リハビリテーション・プログラム)への参加を促す。2.自助グループ(AA、断酒会)への参加を促す。3.無理に否認を取り去ろうとしないこと。4.日常生活の観察(特徴的な対人関係パターンの観察)などであること。入院治療は数年から十数年かかる回復のごく一部に過ぎず、外来やデイケアに繋げることが重要であること、などを確認した。
 また、外出泊での飲酒時の対応として「再飲酒防止チェック表」への記入を開始すること、酒歴の記載を促すタイミングについて、自助グループのメッセージも治療プログラムの一つとして位置付け、基本的に全員参加とすることとした。
 会議が終わる頃に、P亭のケーキとコーヒー、紅茶が出された。知らないうちに私が奢ることになっていたらしいが、確かにおいしいケーキだった。 (;_;)ナゼナク

 2病棟歓送迎会、新年会 18:00〜 ちゃんこ料理屋にて
 夕方からは、ビブレ近くのちゃんこ料理店で歓送迎会が行われた。今回は1月から4病棟「オアシス」に移った看護婦Sさんと介護福祉士のTさんの送別会、そして健生病院4の2病棟から異動した看護婦Hさんの歓迎会、そして月遅れとはなったが新年会である。ふつう、病棟のコンパというのは「津軽時間」で30分位は遅れて始まるものだが、今回はどういうわけか、1,2名を除いてほとんどが定刻に集合していたのは謎だ。
 私はちゃんこ鍋というものは初めてだった(と思う)。まず初めに、各自の皿に盛られたゴマをすることになっていたが、あまりすり過ぎるとよくないらしい。これは人間関係でも同じことか(アレ?)。肉と野菜が山盛りになっていたが、かなりの上げ底ではあった。(^^; おいしかったけどね。
 まだ満腹にならないうちにアイスクリームが運ばれてきて、「料理はこれだけなの?」と焦ったが、その後も運ばれてきて腹一杯になった。うーーん、アイスクリームは最後にしてほしいぞ。
 新年会は幹事さんが準備してくれたクイズなどを楽しみ、全員が景品を受け取った。私がもらったのは女性用のストッキングだったので隣のナースと取り替えっこした。
 9時過ぎに最後に記念写真を撮影してお開きとなった。

 映画「ハート・オブ・ウーマン」を観る
 21:15になったので複合シネマ館に掛けつけた。実はレイトショーを連れ合いと観ることにしていたのだ。映画館には留守番のはずだった娘たちが待っていた。私は「ペイ・フォワード」を観るつもりでいたのだが、それはさっき見たばかりだ、というのでメル・ギブソンとヘレン・ハント主演の「ハート・オブ・ウーマン」(原題は"WHAT WOMEN WANT")を見ることになった。
 仕事はできるが、夫や父としては失格の烙印を押されたメル・ギブソン演じる主人公が、事故で電気に打たれてから周りにいる女性の心の声を聞くことができるようになった。そこに自分が昇格するはずだった地位にヘレン・ハント演じるキャリア・ウーマンが現れ、自分のイスを取られたことへの復讐をしながら、彼女に惹かれていき、、、というストーリー。
 商品購買層の半数を占めるのが女性でありながら、それを生産する会社の企画には女性がまだまだ少ないこと、キャリア・ウーマンと家庭生活の両立の問題、などを考えさせるものだった。ただ、スポーツ用品メーカーの広告臭が鼻についたのは残念。


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