写真パネル 仮題「岩木山の夕焼け」 (故 中津謙二 副院長 撮影)
病院の待合室に全紙大のパネルが飾ってあります。
故中津謙二副院長の撮影された岩木山の夕焼けです。
医局の窓からは岩木山を見渡すことができ、
晴れた日の夕方には綺麗な夕焼けを見ることがあります。
中津先生はそうした自然の美しさを愛でることがお好きな方でした。
この日も「おお、綺麗な夕焼けだなぁ」と言いながら、
愛用の一眼レフカメラを取り出して、医局の窓からパチパチと
数コマの写真を撮影されていたのです。
岩木山がシルエットとなって
美しいグラデーションの夕焼けの
作品となりました。
その後、私も先生の真似をして
夕日の綺麗な時には医局の窓から
写真を撮ってみることがあるのですが、
このように素晴らしい写真を撮ることはできません。
中津先生の遺作となってしまいましたが、
この写真を見上げるたびに
いつまでも待合室から私たち職員や患者さんを
あの眼鏡の奥の優しい眼差しで
見守っておられるような
そんな気がします。
(2000.6.20 坂本記す)