Q たばこをやめるとどんな禁断症状が出てくるのかを考えると、怖くて禁煙できません。
A たばこの離脱症状(俗に禁断症状)も人それぞれですが、比較的多い症状は共通しています。精神科疾患の診断基準であるDSM−Wによると、ニコチンの離脱症状として「(1)不快、抑うつ気分(2)不眠(3)易怒性、欲求不満またはは怒り(4)不安(5)集中困難(6)落ち着きのなさ(7)心拍数の低下(8)食欲増加、または体重増加」などが指摘されています。
インターネット禁煙マラソンの主催者で奈良の大和高田市立病院の高橋裕子光生の話では、禁煙後に悪い痰(たん)が出たり、手足のしびれ、震えという、あたりのようなすさまじい症状を訴える方が少なからずおられるようです。
黒い痰が出るのは、今までたばこのために弱っていた肺が痰を出す力を取り戻し、ヤニやすすで汚れていた肺をきれいにする途中であると考えられています。初めはびっくりしますが、禁煙を続けていると黒い痰がやがて白く変わり、体が健康に近づいていく実感が持てます。
たばこをやめたために出てくるこのような症状は、全くない人もいれば、とてもつらい場合もあります。
離脱症状が強いと「禁煙は実は体によくないのでは」と錯覚してしまうことすらあるようです。離脱症状はたばこを吸うと立ちどころによくなりますので、自分分にとってはたばこはなくてはならないものであるという思い込みも起こりがちです。
でも、離脱症状はニコチンに支配されていた体が元に戻るときの一時的な苦しみに過ぎず、決して長くは続きません。ニコチン補給で一時、離脱症状が楽になっても、ニコチンと完全におさらばしない限り、たばこを減らしたり、やめたりするたびに同じような症状に苦しむことになるのです。
ですからどうか、まずは一週間吸いたい衝動から上手に逃げてください。そして逃げ切ってください。
禁煙は逃げるが勝ち! だれにでもできます。