2,3週間目のこつ (煙が嫌になり気分に余裕も)

 

 完全にたばこをやめて一週間が過ぎ、二週間目に入ると、ニコチンの離脱症状はだいぶ楽になってきます。そして、たばこをやめたための体調の変化や心地よさがとてもよく分かるようになってきます。必死で過ごした最初の一週間と違って、気分に余裕が出てきて、あんなに良い香りだと思っていたたばこの煙がとても嫌になってきます。

 この時期に注意するのは「もう大丈夫だから、一本くらいいいだろう」とたばこに手を出してしまうことです。禁煙が定着したことを試したくて、一本吸ってみる方もいます。この時、すでにニコチン依存から抜けて自然な感覚を取り戻している方は「吸ってみたけれど頭がクラクラして苦しくて、どうしてこんなものを吸っていたのかと思った。もう吸いたいとは思わない」という感想を持ちます。

 そのことによって禁煙への意志が固まる方はよいのですが、禁煙失敗の一番の原因は「一本くらいはいいだろう」の誘惑です。たばこの怖いところは、この一本でまたすぐ容易に元のニコチン依存に戻ってしまうことです。禁煙二、三週間の最大の目標はこの「一本くらいいいだろう」から、何とか逃げ切ることです。

 「宴会には当分行かない」「たばこを吸う人のそばには行かない」「禁煙席や禁煙になっている場所を選んで過ごす」などの工夫が必要です。完全に隔離され、煙がほかに漏れない構造の喫煙室で、きちんと分煙されている職場は煙からにげやすく、やめたい人にとっても禁煙成功率を高める効果があります。「食後はすぐ後片づけ」「歯磨きをする」「熱いお茶を飲む」「散歩に出掛ける」など、たばこの代わりの習慣を定着させ、たばこのない生活に慣れる努力を続けましょう。

 もし、一本吸ってしまってもあきらめないで、すぐまた禁煙を続けましょう。勝利はもうすぐ目の前です。この時期を過ぎれば、ノンスモーカーとして、たばこから自由になった快適な生活があなたを待っています。