禁煙日の前日の夜は禁煙の誓いを目に見えるところに貼り、買い置きのたばこや灰皿、ライターなどを全部捨てます。冷蔵庫に冷たい水を用意して休みます。
いよいよ禁煙一日目の朝。いつもならおいしい朝の一服は、すでに記念日で吸えません。たばこの代わりに用意しておいた冷蔵庫の冷たい水に氷を入れて一杯飲みます。これが以外にニコチン渇望を楽にしてくれます。
禁煙してから三、四日はなるべく肉、魚、穀物の摂取は少なくして、豆や野菜中心の食事を心がけます。豆や野菜は酸性に傾いてニコチンが急激に体内から出て行き、離脱症状が強く出るのを防いでくれます。薄味に煮た野菜を冷蔵庫にストックしておき、口さみしくなったら甘いお菓子の代わりに食べると肥満の予防になります。
コーヒーやお酒などたばこと一緒に飲んでいたものは当分の間やめ、熱い日本茶や冷たい水に変えます。この極端な熱さや冷たさはニコチン渇望を楽にしてくれます。また喫煙と結びついた習慣を避けることで、喫煙したい衝動が呼び覚まされるのを防ぎます。当分は宴会も休みましょう。酒の席が禁煙失敗の最も多いきっかけです。たばこを吸いたくなる場所から、ひたすら逃げるのが勝ちです。
この時期は多少イライラしたり、行動がおかしくなったりしても、周りの人に大目に見てもらいます。長年ニコチンに支配されていた体が変化する過程で一番初めの一週間です。ニコチンが完全に体から抜けるのには三日かかります。
しかし、今までニコチンの補給を続けてきた体が条件反射を忘れ、ニコチンの魔力を発揮できなくなるためには、ニコチンが体から抜けた後もしばらく時間がかかります。でも、長くは続きません。限られた時間の辛抱です。体から出ていくニコチンが最後の悪あがきをする三日目を過ぎ、一週間を過ぎると目の前がだいぶ開けてきます。一週間逃げ切れたらしめたものです。
