『精神障碍をもつ人のための雇用創出・ソーシャルファーム・
協同組合に関わる欧州会議』(CEFEC)へのご案内
        

   

名誉院長  蟻塚 亮二

 

 CEFEC(Confederation of European Firms,EmploymentInitiatives and Co-opratives for people with mental health problems)は1987年に欧州各国のソーシャルファーム(日本でいえば共同作業所にあたる)や協同組合(イタリアなど)に働く職員が結集して創設された組織です。
CEFECの制定した「精神障碍をもつ人のための働く権利の章典」(Charter of rights to work;1990) は欧州議会で正式に採択されEU加盟各国にその順守状況の報告が毎年義務づけられるなど、CEFECは欧州域内でその権成を認められています。 CEFECは年次総会にあわせ各国の現状報告、問題別分科会、経験交流などを毎年欧州各国持ち回りで開いています。

 イタリアは精神病院の閉鎖を決めましたが(1980)それ以外のEU各国も精神病床の大幅な閉鎖をすすめています。例えばスウェーデンではこの10年間かけて精神病床を大幅に削減して入院患者を地域生活に移す努力をした結果、現在人口1万当たりの精神病床数は3.3床となり(日本は28床)、かわりに地域内での住居や作業所、ソーシャルセンター、外来診療所などのシステムの充実が図られています。

 蟻塚は90年以来この会議に参加してきましたが、98年1月の理事会でCEFECの日本代表に指名され、あわせて「日本/アジア事務局」の設置を求められています。特にインターネットを用いた日本及びアジアとCEFECとのあいだの情報交換を求められています。
CEFEC「日本/アジア事務局」設立については国内の関係者と折衝を続けておりまだ正式に発足していません。近い将来にはアジアのいくつかの国を手分けして訪れて、アジアと日本とがこの分野で欧州と交流したり経験を交換したりあるいは製品の売買などが可能となる事を目指しています。

 これまで日本から看護婦、薬剤師、保健婦、医師、作業療法士、作業所職員、学生、一般市民、企業の役員、家族会会員などたくさんの人が参加しています。今年98年9月にはアテネで総会とその他の催しが予定されており、日本から私を含む13名が参加する予定です。毎年の会議には150〜200名ほどの現場の担当者が集まり、とても家族的な雰囲気のもと真剣な討議と楽しい交流とが行われます。

 すっかり病院から地域へと精神医療の重点を移し終えた欧州の地域の実践に触れる事は、作業所その他地域の運動に携わっておられる方はもちろん、精神医療の関係者にとっても将来の日本の精神医療のありかたを考える上で大いに参考になるものと思います。
 そこで、ぜひ「日本/アジア支部」の設立にご支援・ご参加ください。

CEFECの来年の会議にご参加ください。
格安チケットを使います。毎年7〜10日の旅程で渡航・宿泊・食事・参加費その他で20万円以下です。
(国内旅費とお土産代など個人的経費含まず)。
特にアジアや欧州との交流に関心をお持ちの方、これから語学を勉強して国際的な活動に参加してみたいと思われる方、すでに語学が達者でそれを生かしたいと考えておられる方、歓迎いたします。学生の方も勿論OKです。

さらに詳しい事については蟻塚までおたずねください。  

 

☆連結先; CEFEC事務局(ベルリン);

CEFEC c/oFAF Gerold Schwalz,Hedemannstr,14,10969,BerIin Germany.

FAX,++49−30−251 93 82.